?「悪いな?勉強不足なもんでよ・・・・・」
ズシュッ・・・・・!
(相手の回し蹴りを左腕で止めると、右手に持ったナイフで相手のふくらはぎを刺し、そのまま裂く・・・・・)
>>145
ホロウ
「……………!」
放った蹴りを止められ、ナイフで脚の健を斬られると、だらんと足が垂れるものの、すぐに後ろへ飛び退いて距離を取ろうとしつつ、相手の吸血鬼に匹敵する動体視力と反射神経、腕力を見せた事からその力について推測し始める。
ホロウ
「………もしかして貴方『剣技使い』?」
パワードスーツやサイボーグ化し、その力を待ちいたような様子が見えなかった……
アラネアが言っていたように、爵位を持った吸血鬼同士は不要な内乱や同士討ちを避けるため、入れ替わりの昇格をする時以外で互いに争い、相手を始末する方法は無い。
となれば残る可能性は、相手が極東の島国で生まれた、吸血鬼にも匹敵しうる身体能力を得られるようになるという『剣技』の使い手なのではないかと考えて