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しかし、後者の『残業時間が月80時間を超える』『身体や精神に支障をきたす』等、何らかの理由で個人の身体に影響が出かねない状態である人物に対して、『皆頑張っている』という発言は毒でしかないと私は考えています。
こういったオーバーワークが身体に影響が及ぼす例として、代表的なのは鬱病でしょう。睡眠障害や不安感は勿論の事、身体の痛みや食欲の異常なども発生し、毎日が抑うつ症状との闘いになります。最悪の場合、この鬱病が引き金となって自殺を試みるケースもあり、それ以外にもオーバーワークによる過労死も発生しています。現在それが表面に出てきた事で、社会から問題視されているでしょう。
『仕事に余裕を持つ』という意味合いは、『死んでしまったら元も子も無い』というシンプルな理由から来ています。チームワークも勿論重要であり、仕事を進める上では欠けてはならない物ですが、それよりも重要なのは命でしょう。限界を迎えたら何言われても立ち止まったって構わないんです。それを崩すような意味合いを持つ『皆頑張っている』という同調は、やはり受け入れられません。
くろかみさんにお聞きしたいのですが、例えば組織に所属している個人Aが、自身に指定されたノルマを終えて帰宅する事に対して残業を促す人物を思いますでしょうか?