「君を騙して得た生活は、このままでもいいか、とすら思えていたんだ」
「ああ、ああ、それでもお前はやり過ぎたのさ」
「さあて、私をどうするつもりだい? どうしたって構わないよ」
「……おい、確か人員不足があったよな?」
「?」
捨てた命の実に健康的な有効活用
『俺には世界は救えない、差別も戦争も終わらせられない。
こんな小さな幸せすら、毎日毎日、守るのがやっとの力しかない。』
最も身近な人を幸せにするのは最も困難なことであり、それ故に最も意味のあることである。