…!ゲホッ!ゴホッ!(突然、口元を手で抑え苦しそうに咳き込む。…指の隙間から鮮やかな紅色の血がぱたりぱたりと零れ落ち、彼の先が短い事を物語っていた) …僕にはもう時間が無い。一刻も早く…平和を…
>>292 「まだ死ぬな…!俺にはお前が必要なんだ!!」 俺にはこう叫ぶことしか出来ない。死を知らない世界で生きてきた為、命を救うという術を全く知らないからだ。 俺は無力だ。 共に闘った仲間を助けることもできず、こうして看取ることしか出来ないなんて…