>>791-792
フラン「……」
フランは、もの言わせぬというようなオーラを放つ。その目を輝かせ、目の前の負傷した将軍へその力を集中させる。
シーリン「天よ、地よ、光よ、この世界の生ける全ての輝きに、彼を救わせたまえ……」
シーリンはこう唱える。そしてマンシュタインへ光を照らさせる。その光は太陽のように暖かく、草木のように優しく、水のように清らかであった。
その光に包まれるとむき出しになった骨や鋼に肉がつき血が流れあらゆる部位が元どおりになっていく、中は鋼でもそうは見えないほどに
彼の体の異常が治ると共に彼も意識を確かにして言った
マンシュタイン「おお!シーリン!フラン殿!・・・ありがとう。夢みたいだ。本当に生きてるのか?」
目の前のあり得ない状況に瀬山は感激し、軍医は困惑、副将は苛立ちのためかそばの壁をひたすら殴っていた。
副将(あのアマ、余計なことを)