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シーリン「……」
その様子をぼぅ……と見ていた。
シーリン「……ちょっと幻滅したでしょう?
私ね、元々ああいう悪魔みたいな子供だったの。それが嫌だったから、キャプテンに頼んで白魔法を使えるようにしてもらったんだけど……
ダメね。個性は抜けてくれないみたい……私の脳と同じ。
悪魔みたいな力も、その薬みたいに消えてくれればいいのに」
シーリンは力なく微笑んだ。
マンシュタイン「・・・君と比較するのは失礼かもしれないが一線で戦っている兵士、とりわけ熟練兵は戦場ではみんな鬼や悪魔みたいだ・・・驚きはしたが幻滅はしてないよこれに関しては明らかに自分の責任だ・・・その力を科学でどうこうできるかはわからないけど・・・自分は受け入れるつもりです」
マンシュタインは注射器のピストンを押す