>>882
シーリン「いっ……!
……そうね、確かに戦う人はみんな鬼のような顔をして、必死に戦っていたわ……
よく覚えているもの」
一瞬顔を歪めるも、またいつもの調子に戻る。今回のこと、そして過去の出来事、彼女はすべてを描いていた。
シーリン「効果が回りきる前に、私のことを最後に話すわ。
あなただから話せる、過去の私……
私はね、独裁者だったパパの元で生まれたの。
自分の都合のいいように行動して、時には私の目の前で平気で人を殺したのよ。大好きだったママも妹も、なぜかパパに殺されて。
怒った私はパパをさっきみたいな方法で殺してしまったの。
それがずっと残って……
だけど、そんな怖い記憶ともおさらばね……」
彼女は安心しきった顔で、眠りに就いた。久々の凶黒魔法で、体力を使い果たしたのだった。
(やべえ重すぎて答えが浮かばねえ)