フラン「ぶはっ!!……死ぬかと思ったわ……」
ユラの腕の中で目を覚ましたフラン。それに気がつき、ユラは一瞬顔を緩めたが、すぐに引き締めた。
ユラ「チトキンとかいうゲスは森の中よ……私が取っ捕まえてやるから、二人でフルボッコにしましょう」
ユラは再び体を伸ばす。銃殺された兵士の躯を横目に
ユラ「ほんっとにゲス……」
そう呟く。そういい、全速力でチトキンが去っていった森へと駆けていく。
>>36
フラン「……ちょ……なんでここに!?」
幼女を見て、驚く。
フラン「危ないから、こっちへおいで!」
森の中、ユラたちが追ってきたことを知ったチトキンは喜んでいった
「フッハハハハハハッハ!馬鹿女め。おい、ゲスラー飛行隊長に繋げ」
ほかの高級軍人たちも笑い出した。それだけゲスラーという人物に期待しているのだろう
「ゲスラー少将、チトキンです。反逆者のフラン、ユラが森に来ました。お願いします」
「よしゲスラー戦法を見せてやろう。一人残らず焼きころす。貴官らは逃げよ」
「はい」
ゲスラー率いる戦爆隊は森に焼夷弾を投下し始めた。森の動物や逃げ込んでいた民間人は悲鳴をあげて焼き尽くされていった。