>>169 「 なんでそう生きるか死ぬかなの… 」 呆れた様子でそう本音をこぼしながらじゃあ行くよ〜、なんて言いながらカッターを思い切り腕に突き刺す。躊躇なく、また刃を抜けばこびりついた血が一枚の文字が書かれた紙へと変わっていく。その紙を手に取れば、傷口にすぐ包帯を巻いて立ち上がり、 「 ようし、貰っていくよ。さっきの記憶 」 それだけ行って手を振って屋上から軽々しく飛び降りる。