壱『従者の域を超えていると思うんですがねぇ…なんです?宙様の口説きに堕ちて本気にした口ですか?全く…宙様の『魅了』は便利なんだか便利じゃないんだか…』
弐『…おい、壱』
壱『別にいいでしょう?この程度、そうであれば『一般人』と言うだけです』
「……そういう風に…見えてますか?」
「…念には念を…それを、それだけを意識してこの様になったのですが」
(一瞬、壱の言葉にキョトンとした後…)
「…宙様は…あの方という存在は『手の届かない誰かのもの』と、分かっておりますし」
>>933
「…………」
(自分が、まだ口を出せる領域では無い…と三歩後ろでスサノオを眺めるが)
「………〔キリっ〕」
(腰元に隠してある弾きの安全装置を外して…警戒を露わにする)