(されるがまま…いや、そもそも気絶してる訳だが) 失血からか、肌の色から健康さが消えていく…
…… (門を潜ると、大量の紅い薔薇が咲き乱れるエントランスが彼を迎え入れる 噎せ返りそうなほどの薔薇の香りの中、無言で歩く。 しばらく、歩き玄関の前に居た老執事に抱えた彼女を渡すと『彼女は恩人だ。無礼な事はするな』と話し屋敷の中に入る いつもの様子と違う主に、老執事は放心していたが主命を思い出して抱えさせられた『恩人』を屋敷の一室へと運んだ)