>>112
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…あの人を根本的に救う事…それは最早壱さんたちも好きな言葉、「無駄」に近いもの…
守る事は微々たる効果、そうしても困難、辛うじて寸分の時を生き長らえるのみ
…私たちがやっている事…それはもう、死に際の彩りでしかないのかもしれませんね
…ちっぽけな魂一つで、どれ程花を添えられるものか…
壱『…受肉程度、簡単にできますでしょうに』
(ぼそっと、そうつげる)
壱『ここは、宙様のため、『死』などの概念をひん曲げています、多少のむり程度ねじ込めばどうにかなりますよ』
(物凄く嫌そうに、そう吐き捨てる)