>>262
(う…くぅ……ぐ…も、もう……限界…ダメ…ぇ)
バレない程度に布団の中で体を丸めていたが、遂に何らかの限界を…
「っっっっっっくしゃんっ!」
(あ、あぁぁあ…お…おっかさぁーん)
…布団が大きく揺らいでしまった、多分バレるだろう
青ざめながら、居るわけのない母親の事を思って震える
……!ひいっ!…誰か…いる…の?
(ぱたぱたと廊下を走っていたが、突然通り過ぎたドアの向こうから盛大なくしゃみの音が聞こえ短く悲鳴を上げてしまう
しかし、同時に『怖いもの見たさ』と言うものなのか少々の好奇心が湧いてしまう
そっと、静かにドアを開けた)