「 っちっ!!……ここにもいないっ!…… 」
( 狐の仮面を被った少女は苛立ちげに舌打ちをする。仮面のしたの綺麗な曇りひとつ見当たらない翡翠色の瞳はぐるぐると様々な景色を映し出していた。探してるのは『神官』と言われたてあいつと、彼女の半身だ。 )
「 さすがにこれ以上壱くんと弍くんに手伝ってもらうわけには……っ 」
( 見つからない焦りからか悔しそうに仮面のしたで唇を噛みながら、再びぐるぐると彼女の瞳に移る様々な景色の中に集中を戻す )
『....?何だろうな今の子、随分と急いでたみたいだけど。』
(適当に散歩をしていたら、いきなり目の前を通り過ぎていった中々綺麗なお嬢さんに一瞬驚くが、直ぐに表情を元の貼り付けたような笑顔に戻し下記)
『ふーん、そこそこ可愛い子じゃん。ナンパ相手から逃げたりしてたのかな?』
(ぶっきらぼうに勝手な予想を立てつつも、まぁ違うだろうなと言うのは察して)