去ろうとするあやつに気付いて
「あっ、待ってください!
私めはあやつ、あやつ様をぶん殴ってやらねばならんのです!」
雷画戟を引きずる
壱さんは、殴れと言ってくれた
あの人なら、多分正しい
「頼むから殴らせてください!」
「もーちろん、嫌だとも☆」
(顔に人差し指をあて、誰も彼もが可愛らしいと思うような意識を他に植え付け、そうつげる)
「そもそも『君たち』じゃ触れられもしないからね、諦めておくれ、人間くん」
(ずいっと、わざと近寄ってそう告げる)