弐『よし、1回屋敷戻るぞ、そんで、お前が完全回復したら出る、それより前に行動したら屋敷内で誓約きるからおぼえとけよ』 (ビシッと人差し指を向けながら、いつの間にか桃色の色彩を消した翼を広げる)
「 …うん……… 」 ( 頷き返事をしつつも、その視線は彼ではなく別の方向を向いている。ずっと握っていた裾が無意識なのか強く握りつつ、 鈴の音が聞こえる、でも……見えない、景色が……いつものように…… )