………
あぁ、確か、そうだったっけ
「…気味が悪い」
あぁ、そうだった
奴らはそうだった
「……(…再認識の上では感謝しておこう)」
遠目から見る光景は、なんと気味悪く見えたか分からない
百の目を持つ怪物も 腐乱に満ちた獣も 狂気の冒涜者も
あの気味悪さには到底敵いそうにない
…自他共 に心のない奴ら
(久しぶりに侮蔑の意識が浮かびあがり、その場を後にする…
…理解するないとかではない、ただ気持ちが悪かった)
「…____」
(おや、帰っていってしまった)
ちらりと、気配が遠さがるのに気が付き『瞳』をそちらに向ける
(…なんだか、まぁた要らぬ酷評をされている気がするが、まぁ…仕方がないか、全く、…何故こうも酷いものなのか…)
そんなことを考えながらも、少女に聞かせる物語、は少しも劣りはしなかった