>>131
「……さあね、私はついさっき城を訪れたんだけどね……魔王もいなかったわ。ニャルちゃんも、マリアさんでさえもね……」
暗く沈んだ顔で、言う。
「失踪したきりよ」
>>132
レイチェルをカウチにて寝かせ、二人は考える。
「リヴァ、きっとあの世界には君の方が長くいたのだと思うのだよ。あの人間関係の広がりから見てな……?」
「暗がりのそこから這い上がったら、すでにそこにいたんだよ……詳しくは……まとめねぇとわかんねぇ」
そうして、二人は紙にかきはじめる……