「(……最近は会ってはないが、アンタの約束は俺が初めてアンタを助けた時からずっと守り続けているよ。
アンタあの時幼いのにこう言ったよな? ''生物はいずれ死ぬ。けど、その死に行く者達は何かをなにと
げる為に生まれてくる。……''死に行く者には幸運を祈って敬礼を''……アンタのあの言葉は俺にとっては
好きでもあり、救いの言葉だった。孤独の殺人鬼だった俺を幼いアンタが救ってくれた。その言葉だけで
感情を持つ生物は救われるものなんだな……そこはルシファー様に似ていて俺にとっては羨ましい。
俺の実の父はもう戦場で死んだ。けど、義父さん達は俺の為に生きて片方は死んだ。勇敢に讃えられ、
そして死んだ。俺も義父さんと同じように死んだよ。この首元が何よりの証拠。最後にアンタを守れて
良かったよ。幼い時から隠れて仕え、正式に仕えれる時は嬉しかった。もっとアンタの側で笑かす事が
出来るならそれが一番の夢。俺はアンタに救われて仕えている。今でもその言葉は娘達に言い聞かしている。
貴方の''死に行く者には幸運を祈って敬礼を''を…………)」
【心の中で思い、記憶を思い返す。 ''あの時''の記憶を思い出しながら約束を守る】
>>623僕とアーサーみたい
「……似てるようなものだろうな。お前らと俺らは」
(微笑みながらもそう呟く)