「 狐は昔の文学にもよく登場しているわね…神秘的な輝きはまだ放たれていないけれど 可愛らしさはそこそこの物ではないの? 」 ( からかうみたく )
「狐……」
「あは、人間体に変化しとるからなぁ、神秘とかは中に溜め込んどるから、そないに感じひんかもね」 (そんなことをいいながら、ふわりと浮かぶ炎を手元に寄せ、掴む、するとその炎は月喰に吸収されたかのように消えてゆく)