>>378
『……なま、え?』
(記憶をめぐらし自分が呼ばれた名とは何かを考える、)
『…奴隷?、丁?……と、か』
「………うん、こりゃだめやな」
(『聞き覚えのある』名前、いや、呼び方を聞いて、瞬時に理解する、うーん、だが)
「『神様が名前を渡す』ってなると、またまた面倒なことになるんよなぁ…」
(それこそ、前に言った『特別扱い』にほかならない、残念ながらお狐様は『平等』でならねばならない)
「け、ど、…さすがに…丁はなぁ…」