「 ………ぁ、……ごめん、……なさい 」
( 傷に気付かれたのがバレるとはっと目を見張ったあと、ぎゅっと唇を血がにじむぐらい噛み締め、謝って。ただえさえ、口下手なのにまた迷惑をかけてしまった思い、ぎゅっとボロボロの巫女服を皺になるぐらい握りしめ )
>>47
「はーいはい、かまへんの、可愛ええ顔が台無しやで?」
(色々とものを抱えて帰ってき、唇を噛む巫女の頭を優しくぽんぽんと叩いてものを下ろす)
「ほぉらいつきも、このこと一緒に治したるから、怪我見せて?」
(迷い子の腫れた顔に手をかざしながら、巫女に声をかける、かざされた手は、ふわりと暖かな光がほのかに耀く)