>>49
「はーいはい、かまへんの、可愛ええ顔が台無しやで?」
(色々とものを抱えて帰ってき、唇を噛む巫女の頭を優しくぽんぽんと叩いてものを下ろす)
「ほぉらいつきも、このこと一緒に治したるから、怪我見せて?」
(迷い子の腫れた顔に手をかざしながら、巫女に声をかける、かざされた手は、ふわりと暖かな光がほのかに耀く)
「 ………かわいく、ない、から…… 」
( ぼそぼそとことばを言葉を紡ぎながら素直に腕のふかく深く抉られ傷後を見せて。そのまま目をそらしながら、また唇を噛み。また迷惑をかけちゃった、その事だけが頭のなかをぐるぐるとまわり、またそっと視線をそらして )
>>51