>>90
『…あ、ごめん、なさ、気持ち悪い、ですよね、すいません』
(ぱっと手を離せばボロボロの麻の服を揺らし社から離れ)
「あ、これこれ、どこいくん?爺様寂しぃわァ、こっちゃおいで」
(ちょいちょいと、逃げてく迷い子を手招く)
「 ち、違う!……あのね、違うの、…ぅ…、、っ、ぁ…… 」
( 離れていった子の手を頑張ってつかんで、必死に否定して……、違う、違うの、だけど、うまく言葉にできない自分を嫌悪して。違う、いやじゃなくて……、ただ、……。しかし、うまく言葉にできず、相変わらずうつむいてしまい、泣きそうになるのをぎゅっとこらえる )