『……あ、ぅ、』 (今すぐ喉元を噛みちぎりたい。綺麗な血が、美味しい肉が食べられるだろうか。いやダメだ。だめだ。守るんだ。大事な、大事な人達を。鬼から。__僕から。)
「……………」 (お狐様は考えていた、きっと捕食本能かなにかが現れている、だが『神の肉』など与えてはならない、それは、緋月を、人間でも鬼でも無くしてしまう行為だ) 「………………」 (でも、この子が欲しているのはただの肉なのだろうか、人肉、食人の習慣でもあったら、少し困ってしまうかもしれない)