>>702
「二十歳こえてねぇだろ、それに、俺に比べりゃ雅もてめぇもガキだ」
(撫でる手をとめず、そう告げる)
「ガキはガキらしく甘やかされてればいーんだよ」
「 それは、その、そうなのだけれど……いや、そうじゃなくて、なんていうか 」
( 居心地悪そうに笑いながら視線を彷徨わせる。流石に手をのける訳にはいかずそのままにして。先程から落ち着かない瞳にはうっすらと紺が滲んでは消えを繰り返していて。大福をぱくっと飲み込めば、恥ずかしさや羞恥心で頬を少し染める。袖で顔を隠しながらぼそぼそと呟く )
「 ……悪意も何にも感じない「人」との接触は久しぶりだよ 」