叢雲「ん、…ふぅん、流石に綺麗なもんだな」
(そう言って電気に刀を翳しながら呟き、鞘にしまう、そして)
ダンっ!!
叢雲「…ん、みえた?」
(次の瞬間には、鞘に入ったままの脇差が、彼女の首元に向けられていた)
(どうやらさやにしまった瞬間に踏み込み、彼女に近ずき瞬時に脇差を突き出したらしい)
(······何となく
経験則でこういうのも予測していたため、反射的に動けたが······
叢雲が本気で殺しに来てたら、絶対に避けられなかった)
「みえ、ません······」
(······相手の得意分野では完全に降参。教えを乞う価値はあった。そしてやはり怖い)