>>198
[業]
・浮き舟渡り
四方八方に刃を切り払う :秘奥義:
激しく舞い跳び、打ち付け回る奇怪な動作は
妖魔の力を以て "昇華" させた奥義・八艘飛びのもの。
かつ天狗より授かり生涯を共にした技すら
今や人の面影も露と消える。
すなわち浮き舟渡りとは人である頃の名残にあらず
妖魔の "業" へと成り果てた "歪み" の証である
・鴉羽[からすは]
羽根を銘に持つ小刀 :鴉羽: の影を投擲する
黄泉へ立つ頃には武具の殆どを失う中で
唯一小柄な :鴉羽: だけが最後に残った
故に共に魔物へと化した小刀は妖魔の懐の内にて
己の影を個として生み出し、飛来する刃に限りはない