>>24
_________忌まわしき思い出 思い出すのを拒否する___
__________
………結果 私は…"異能"を得た。…他に比べれば
弱小な物ではあったが、それは当時の私が求めた
力の基準を大きく上回るものだった。
それでも 最初はその扱いに苦労した
数ある欠点に対処できるまで何度も医者の世話になった…
復帰した私は"異能"と"経験"により
如何なる"悪"とも戦えるようになった。
強大な敵を 悪魔のような敵を 苦難を経ても
必ず私は打ち倒し、それと共に名声と地位は上がる…
______ある時_____
私は ______
子供を 殺してしまった。
………………
その日、私は『グラン・ギニョール』の構成員を追い詰め
遂に古いビルの一室で"悪"の1人の正体を暴いた……
フードの下から現れた顔は… 何と10代にも
ならないような子供だったのだ。…驚く間に
その子は"異能"を用いて私を殺そうとする
動揺から 私はその子を攻撃することが出来なかった
年端も無いような子供 まだ中学にも通わないような…
そうこう時間を食う内に 現場へ部下が到着した
異能を持たない一般の警察チームだ
子供は部下達にも激しい敵意を向け 異能により
殺傷を試みた! 砕けた椅子の破片が宙に浮かぶ…
動揺に震える手のまま 私は……
銃弾を 麻酔に変える事を忘れたまま
連帯していた銃の引き金を………
_____現場の収集に駆け回る警官達
呆然と立ち尽くす私の足元には…
『 助けて 』
そう言いながら…
間も無く息を引き取った 死体が転がっていた