「ほたる、おし、ほたる、儂がええとこ連れてったるわ、寄り道したらしらんえ〜」 (そう言うとくるりと後ろを向き、すたすたと来た道を戻っていく)
( ええところという言葉を聞き、少し飽き飽きした様子だった彼女は先ほど同様ぱぁっと表情を輝かせて、そのまま後ろをついていき ) 「 なァなァ、お兄さんはここの事よく知ってるのか? 」