はぁー…いいねぇ、テメーみたいな奴は遣り甲斐があんだよ。
ちょっと下がってろ、猿野郎。
(先程までの様子が嘘のように立ち上がり、YOSITUNEを背後に葬月へ歩き出す。みるみると傷が塞がっていく)
「へぇアンタも只人じゃ無さそうだな、手負いの奴とは干戈を交えない主義だが、良いぜそこまでして戦いたいならこっちも全力で相手してやるよ」
声の方を見やれば、歩み寄る血まみれ、塞がっていく傷口、それを見て半鬼の少年は凶暴な笑みを浮かべながら言い。
>>24
「オレからだぁぁぁッ!」
刀を構える少年に向き直れば声を張り上げて突撃を敢行、地を蹴って疾走し瞬く間に刀の間合いへと侵入すれば拳を振るい。
「……それじゃ」
(相手の傷が塞がっていることは気にしない、というかいちいち気にしてたら人生はさぞ楽しいんだろうな、と)
「いつでもどうぞ」
>>25
「(……速いっ!?)」
(刀での迎撃は間に合わない距離に入られた。……が、相手は拳。刀を傷の入った右腕に持ち換え、タイミングを読んで拳を避け――そして余った左手でそれを掴み、合気道の要領で捻ろうとする)