>>252
…黙りなさい。
いつまでシラを切るつもりですか。
(神父の背後、その殺気を感じつつも負けじと睨む。)
二羽の使い鴉も心底から嫌いですが、『あれ』には及ばない。
なにせ諸悪の根源ですから。
――そうでしょう、神宿しの大罪人。
「………おっかないなァ、無視した方がお互いのためやろうに」
(シスターから告げられた言葉に、神父は変わらず笑っている、差し込む月明かりに照らされて、妙にその笑みは───あぁ、歪な程に美しい)
「…なぁ、シスター?もう一回だけ聞くで?俺『ら』を見逃す気はあらへん?お互い、1番被害がない平和な解決策やで?」
(バタバタと音が鳴る、その音の持ち主は、黒い翼をはためかせる二羽の鴉、『彼ら』は神父の肩に乗り、じっ…と、目の前の彼女を見つめる)
・・・・
「今なら『許させ』たるよ、『女王サマ』」