「……シロさんですね……はい、私はリーリヤと言います。」
(一応自分も自己紹介をしておいて……そして、……名前からなんとなく察しているが、確認をする)
「どこから入ってきたんですか?まさか埋められてたというわけじゃないでしょうし」
「リーリヤ、それがあなたの名前ね」
髑髏の顔故その表情は変わらないが、微笑んでいるかのような明るい声。
「ふふ、我アルカディアにもあり(Et in Arcadia ego) あたしが此処に居ることは何も不思議ではないわ、それにあたしは死んでいない……最初から“終焉”しているのだから」
言って、ゆっくりとマリオネットのような動きで身体を起こす、彼女の身体は子供のように小さく立ち上がってもその背丈は130cmほど。