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「リーリヤ、それがあなたの名前ね」
髑髏の顔故その表情は変わらないが、微笑んでいるかのような明るい声。
「ふふ、我アルカディアにもあり(Et in Arcadia ego) あたしが此処に居ることは何も不思議ではないわ、それにあたしは死んでいない……最初から“終焉”しているのだから」
言って、ゆっくりとマリオネットのような動きで身体を起こす、彼女の身体は子供のように小さく立ち上がってもその背丈は130cmほど。
「……ここは既に『終焉』した者達の末路……なら貴女がいるのもおかしくはない、ということですか」
(おそらく自分と同程度の身長を見つめる)
「……何が目的ですか?……墓には死体以外の何もないのですがね」
(近くの手頃な墓石に寄りかかる。不気味な雰囲気を感じ、必要以上には近づかない)