「早く会わないと………」
( 第一の門前で受験生が並ぶ中、列を無視して壁前まで移動する。眼前に塞がる壁。ピタリ、と手を壁に這わせてみると、どれだけ分厚いかが分かる。
鉄壁の壁、対して、こっちは、脚をくの字に折り曲、一気に前蹴りを打ち放つ、すると、「もろい……」その言葉に見合う有様で、崩れていった。)
「 ん……扉だったのか………」
( 壁ではなく、扉の一部だったことに申し訳なく合掌し一礼。そのあとは、受験生の列に割り込み、抜かして、掴まれ、殴って、気絶させ、割り込み、割り込み、割り込み、で、最後の扉を一蹴りで通過。 そうやって、王の間まで、たどり着く。)
「王よ……」
( 三回ひざまずき、そのつど、頭を三回、床につける。王への儀礼である三跪九叩頭を済ませ、立ち上がる。)
「……私は10秒で………この城内の魔物ぜんいん皆殺しにできる力がある………だから、それなりの地位と財産、領土を要求する……」
何抜かしているんだお前さん!!
ああ、我が王よ!様々な違反行為をお許し下さい!
彼と同じ我々もあなた様やアザスト様の仕える力が御座いまする!
どうか...アザスト様に仕わせて下さいませ!!
(コカトリス、紫色の髪をした少年、スライム、エンプーサー、ヒュドラは直ぐに跪き頭を伏せる)
王の側近の妖怪「貴様らは違反行為を犯して得られると思「良い、南京」し、しかし...」
(羔達を怒鳴っていたが王の反応により引き下がる南京)
混沌の王「...随分と派手に来たものだ、若者達よ。羔とはお前か...確かにお前の力は嘘ではない。
だが.....お前は何かに囚われているように見える。例えばで言うと、俺の宿敵の『マリン』に余程会いたいから
その要求をしているのか?」
(ククク...笑いながら羔の目的を的中させた)
《凄い...!会って直ぐに目的を的中せるとは....!!...もし王を怒らせばタダごとではあるまい!》
(頭を伏せた状態で皆んな焦り始めている)