>>147
「慌てなくても敵は逃げたりしませんよ」
微笑みながら白いインバネスコートの少年はゆっくりと半鬼の元へ歩み寄る。
「それっ!」
刹那、薙刀の一閃、狙うは半鬼に伸びた提灯の舌。
「そんな攻撃当たるか!」
半鬼、跳躍。
提灯共の頭上に飛び上がり急降下蹴り。
[プチンッ] ガィガィギギガガガガ!!!
(地獄でもないのに舌を斬られて悶絶!
…否!此処は弱小に於いて地獄である!)
[ バッギガゴガァッッッ!!! ]
___衝撃波によって散乱 …折れとぶ木片