戦禍__ 渦巻き__
陽 __ 拝めども___
覆い猛らん___ あやかしどもの____
百鬼____ 参らん____……!
・概要・
都へと寄せる〖百魔〗の郡列を打ち払え!
〖百魔〗を食い止め続ければ、いずれ〖百魔〗の
中心となる〖:兵:〗が現れる!
〖:兵:〗は恐ろしい存在であり
〖百魔〗の現れはただ便乗する
小柄な烏合の集に過ぎない、故に
ひとたび〖:兵:〗が争う兆しを見せれば
〖百魔〗は寄せる勢いを止め…
〖:兵:〗が敗北したと見れば〖百魔〗恐れ、逃げ出す
・参加・
自由に無双を望むものよ!来たれ!
〖気を付けねばならぬこと〗
[壱]
一撃の元に〖:兵:〗ごと全てを沈める…
といったあまりに桁外れな強さを自重して頂く
[弐]
〖:兵:〗の状態管理は 某 が行う 故、
強制的に〖:兵:〗へ能力低下や身体破壊は
描写、だけして頂き 此方で処理を行わせて貰う所存
[参]
ストーリーは無いに等しい、が
各々で進行する個別のストーリーに
制限を掛ける事は無い。じゃんじゃん なされ!
[肆]
問題点が浮上すれば追加させて頂きたい
……腕が伴わず、申し訳ございませぬ!
〖都の長〗
あなたがたに折り入っての話… いや、頼み事を
させて頂きたい、近辺に配した見張り所の兵士たちが
都へ迫る"百魔"の情報を伝えたきり …報告が途絶えて
しまいました、幾度も征伐に防衛の者を送れど、戻るは
返り討ちにあったと伝える数名の兵士のみ… 最早…
…"百魔"の長である、"亡鎧羅"を討つ力は、我々には
残ってはいません。… 見ず知らずの貴殿方に、頼める
範疇を超えているのは承知です … ですが、その上で…
貴殿方に、…この都の運命を託させてはくれませんか?
・百魔来襲、壱
〖 亡き武者の群れを打ち払え 〗
___百魔の段位 〖小〗
___寄せ手 陣数 : 一陣、二陣、後に〖:兵:〗出陣
開始 8:20
____忙しなく …残る兵どもが守りを固め…
____不安に駆られ… ざわめく町の人々
離れに拡がる古戦場 …今だ不気味を漂わせる
___この地へ来るは百魔の陣。
… ごう ごうと… __彼方より伝わる異様…!
百魔、来襲間際。
「ええ、おまかせあれ、そういうものの為の、私ですので」
かたりと、腰に下げた刀に手をかけながら告げる青年
「もしもなにかありましたら、どうぞ私に、怪我であればなんでも治せますので」
隣に立つ少女
「もぉ〜っ!なんでゆめばっかりぃ…っ!」
逃げ惑う少女
今宵来たる、暁に
「そろそろかな」「そろそろだね」
双子。
得物である鉄槌と刀以外、ほぼ同一な彼女らも、この宵に外に出た。
「「······」」
······既に臨戦態勢。
「そうですか、はてどうしましょうね。そういうのは下の子に任せてるのに…報酬は美味しい酒で頼みますよ、ええ。俺の子も巻き込まれてるみたいなので」
(ははっと笑いながら告げながらぐぅとのびをする。困ってるような口調だがその表情はかわらず微笑みをたえてる。そのあとすぅっと目を細めたあと告げる)
「任せてください。夜なら俺の本領を発揮できますよ。多分、ですけど」
____カキ,コキ… コル…ウシュゥルルル…
… 都の …全てが緊張に強張る頃
_____古戦場を挟んで向かいに …
( …艶の抜けた弓に 朽ちた矢をつがえる骸の兵
___痩せこけた鬼の如きおぞましい小妖が
…刃の欠け、柄の折れが目立つ得物を手に手… )
___それらが …10… 50… 100…
百魔、…到達
来襲 …薙ぎ倒せ
___轟く怒号 ! 一斉に猛進する妖魔 !
〖百魔一陣襲来!〗
[カァ"ォォォォォォォォォォ!!!!]
[ヒゅるっ…]_____ヒュンヒュンヒュンヒュンッ!
( 小妖の群れが突撃し、骸が後方にて
朽ちた矢の雨を飛ばして来る…! )
>>10
「……数がそこそこいますね、しおちゃん、離れないように」
「らいくんこそ、おいていったら別れちゃうからね」
「死んでも離さないから安心して」
「……うん」
「それでは、行きましょうか」
─抜刀─童子切安綱─
>>7
[ヒュゥゥゥゥ…!]
(矢月雨飛来!)
>>8
チェギャォォォァォォァ!!!
( 数匹の小妖が槍を構えて押し寄せる!
____乱れてまばらな刃が接近…! )
>>9
[ビュゥゥゥッ!] ___チェギャァッ!
( 小妖に一部の矢が刺さる程の密度と粗雑。
…矢が飛来!傷も厭わぬ小妖どもの突撃! )
「あぁ、本当に言葉通り百魔なんですね、えぇうまくいくは知りませんが」
(そう言いながら放たれる矢を斬りながら妖魔に近づいていく。もう一本の刀を壁に差しそこに着地をし、少し高い位置から辺りを見渡す。その行動は人間離れしている、はぁと額に手を当てながら少し考え込む。ちらりちらりと紅く染まる瞳を細めながら呟く)
「こんな大量なのは久しぶりですし…ははっ、強いお酒を飲んだみたいってことで」
(次の瞬間足場の刀を抜きながら重力などは無視をして倒していく…倒していく)
>>13
「っ!?やっ、やだ、やだやだやだぁっ!」
空から降り注ぐ矢の雨から必死に逃げる、どうしてこうなった、としか言えない、仕事が遅くなったからだ、うわーんもう二度とあの仕事とらない!!!
「っ、す、すーたぁんっ、どこぉ…っ!」
半泣きになりながらも求めている人の名を呼ぶ、『あーいうの』は、彼の仕事だ
うまい!うまい!うまい!
うまい! 面倒みて やろう!うまい!
うまい!うまい!うまい!
>>14
ギャァォワッ! チィチィーチチチッ!
(__余裕を見せつつも高い戦闘能力。
付近の小妖どもが視線は一気に其処へ向く…!)
[ヒュンヒュンッ!]___ギャェッ!
____(間も良く飛来する矢が群れ!
…便乗、襲い来る刀を無知に振り回す小妖!)
削除
19:◆Qc:2021/11/12(金) 21:26 >>13
「「······っ!」」
(二人同時に無言のまま跳躍······大量の小妖と矢を回避し、そして群れの中に着地。······すると同時に、まるで棒を振り回すかのように軽く······超重量の鉄槌が襲いかかる)
うまい!うまい!うまい!
うまい! 面倒みて やろう!うまい!
うまい!うまい!うまい!
>>15
キィェゥ! ウジャァァ!!
[ザザザザッ!___シャォッ!]
( 襲来の軽い脚が見逃す筈もない
あられもなく逃げ惑う者へ向かっては
奇声の怒号を上げ追い回す小妖が幾匹! )
>>19
( 悲鳴を上げる間もなく軽すぎた小妖どもが四散ッ
___吹き飛び 即死し 再起は不能!… )
[ゴキュゥァァァッ!!] ___チゲッ!
___されど此処は百魔!
( 紙のように吹き飛ぶ者の影より
やはり飛来するは敵味方なき矢尻の雨! )
「雨あられのようですね、数打てばあたると…なるほどなめられたものだ」
─特性─電雷─
「──天網恢々」
その刀を振るわば、その斬撃に霆走る
>>15
>>17
「っ!」
(どこからか聞こえる大事な大事なあのこの声。どうか無事でいてくれよ。と思いながら倒していく。キリがない数に舌打ちをしながら両手で刀をふるう。早く行かなければ失くしてしまう…。あらかた片付いたその場所をみて残りの妖魔を惹き付けながら向かうは彼女の声のする方へ)
「普段ならもうちょっと丁寧に相手をしてあげられたのですが…俺にも優先順位というものがありますので」
>>17
「っひっ…!」
追いかけてくるそれに引き攣るような悲鳴をあげる、もう疲れた、もういやだ
「ったすけてよぉ…っ!」
>>23
[ジュァッ!] ____飛来する矢が焼け落ち…!
シェォォッ! ぐぎゅっ!?
( 雷光の閃く猛々しき刃、…天上の力とは
知らずともその閃きに怯む小妖ども …だが )
ガッギャォォウィッィィィィィ!!
___理性なき突撃を止めるには …まだ足りない!
>>25
「夜遅くに出回るのは感心しませんね…お嬢?」
(やっと、見つけた…肩で息をしながら見つけた彼女に抱きつきたい気持ちを抑えて回りを一掃し、声をかける。紅く揺らぐ瞳で彼女をとらえたあと安堵のため息を漏らしそっと手招きをする)
「今日は妹たちがいないのでこの数は結構きついです。ので、絶対離れないでくださいね?」
>>22
(雨霰と降る矢。それを認めると、鉄槌を持った方は防御に回る。······具体的には、上を向き、矢を撃ち落とし、鉄槌で防ぎ、······完全な姿で地面に落ちる物は1本もない
その間、刀を持ったもう一対は······防御に回った片方を守るように動き······襲いかかる小妖どもの首を片っ端から落としていく。)
>>24 >>25
ギャッ!ギャッ! ォォウゥェッ!
( …討ち取られた数 軽く30。
しかし止まぬ勢いのまま小妖どもが
後退する者を集団にて追い掛ける! )
______
ギィイッ!…ギィ!
___…脚の弱まる獲物への歓喜どころか
( 怒号。___弱れど向けるものなど同じに
全力の走りを以て少し、また少しと距離を詰める!
…握られたなまくらの刃も 欠けた光はただ餓えるようで… )
>>27
ホギャァッ!
(___ひと塊に集まるがゆえに容易く払われる小妖ども)
>>26
「らいくん、牽制じゃだめみたい、大技使って一網打尽かなぁ」
「さすがしおちゃん、僕も同じこと考えてた、っよっと!」
傍の彼女に告げられた言葉に、楽しそうに声を上げ、刀を構える
「──来たれり牛王、汝の贄ぞ」
「疾風迅雷・紫電一閃」
唱えた直後に、彼は消える
駆けた先には、無数の霆を纏いし、牛王
「滅せよ童子切」
斬撃の後に来る霆が、妖魔を襲う
>>27
「!っ…!す、すーたん…!」
現れた求めていたその人の声がして、恐怖と安堵でぼろりとためていた涙が零れる
「ふええ、もーこわかったしぃ!」
そして彼が耐えていることなぞしらず、高ぶった感情を抑えることなく、彼の腰にしがみつく
>>28
ゴッ… ____
( __地面に横たわる小妖が幾らかの山と積まれ
…一瞬、…ほんとひとまの時が止まるように
付近の小妖が静止する… )
___恐れか ___仇への怒りか
否。… 抹殺対象の認定
( …寄せど寄せど、倒れぬただちっぽけな相手
___早くも有頂天に達する怒りが小妖どもに伝搬し
大元たる二人へと向け、戦場より離れた者…
…それに対応する者までもが戻り、ただ二人へ向け…! )
ヴォォォォォォォォァオォォオォォォォ!!!! __ジャァァァァァ!!!!!
[ビュォッ! ヒュンヒュンヒュンヒュンッ! ヒュンヒュンヒュンヒュンッ!!!]
( 付近どころか殆どの妖魔が矛の飛来!
小妖が波と押し寄せ粗暴な矢雨が襲い来る! )
>>31
__ギョッ …ウゥウッ!?
(…妖魔、とすべきか否かもはたまた不明)
____兎も角、は知れること …その牛魔
絶対的強者。
(__人ならざる者への畏怖、強くある小物ども
…故に人でなしの "強者" に抱くも恐怖は
尋常を超えてそれだけで死にかねぬもの…)
___今、初めて怯えを見せ …"止まる"小妖の群れなど
ギ, ギィエァォォォゥッ!?
ゴギュ"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ァァ…ッ
(_牛魔の蹂躙に形消えるも …さして数秒も掛からない)
>>33
「「思ったより早かったね」」
(そこにきてようやく、小さな笑み。······まるで嘲るかのように、対応を始める
最初に双月に辿り着いた小妖数体、そして矢の雨······同時に鉄槌の一撃で吹き飛ばす。そしてその間に刀の方は強引に小妖の群れに突撃······流石に手傷は負ったものの、
その距離10メートル。
鉄槌の持ち主が突然出現する。······そして背中合わせに、再び巻き起こる無双。)
>>29
>>30
>>32
「ははっ、あー…どうしましょうねぇ」
(片手で攻撃を防ぎながら、片手では相手を斬っていく。あくまでも受け身。ここで本気を出すわけにはいかない…確か大物はあの説明ではこの後にくるとのこと。すこし悩んだあと)
(腰に回ってる手をほどき彼女を抱えひょいっと屋根の上に登り、彼女をおろす。)
「とりあえずここにいてください。あと俺もちょっと本気を出そうかと」
「お嬢、よろしくおねがいしますね」
『月花叢雨』
(そう告げた後、すとんと地面に降りる。土煙のなかからその目は完全に紅く染まっている。先ほどの威力とはちがい、一振でそこらの妖魔が吹き飛ぶ)
>>34
「──ふ、よろしい、ここ一体はこんなものでしょう、しおちゃん」
「うん、らいくん、まだ人がいるみたい、式神たちを飛ばしてるけど…うん、みんな強そう、ひとり一般人女の子がいるけど…その子も頼れる人がいるみたいだし」
指を組み、術をあむ、飛ばした先の式神たちと視界を共有しつつも状況を把握
「でも、うん、やっぱり協力した方がいいかも」
「了解、じゃあ行こう、お手をどうぞ」
「…もう、そういうのすぐする」
「ふふ」
差し伸べられた手をとって、他の人の子の元へ、いざ
>>36
「っわわっ!?」
急に抱きかかえられたかと思えば高所に下ろされ、彼は眼下の妖に向き直る
「っすーたんっ!」
本気を出す、お願いします、彼がそう言うならば、私がやることは一つだけ
「──がんばれ」
─異能─『愛すべき貴方へ』
>>35 >>36
______無双の半ば… その時点でさえも
討たれ、動かぬ妖魔はおよそ400以上。
…流石の小妖にも浮き足立つもの、戸惑うもの…
( 後方の骸は躊躇いもせず
朽ちた矢を再びつがえ…! )
_______プォオ〜 …ォオーー…
ギッ!__
( …突如として戦場に響く法螺貝の音
__あれほど理性の感じぬ小妖どもが
一目散に元来た森へと引き返し…
…骸どもが構えた矢も、静かに矢筒へ戻される )
>>39
「「············?」」
(突如として解けた包囲に戸惑う双月······
だが警戒は怠らない。······)
〖防人の伝達〗
___… 伝令っ…!
( …奇妙な静けさの拡がる古戦場へ
息を切らしながら一人の兵士が駆け込む… )
「 ひ、百魔第一陣 撃退ッ!
皆様の活躍ぶりにより 別の
百魔小群の勢いも薄れっ
簡易ながら砦の設置にも成功しましたっ! 」
「おや、これまた…丁度よい、さっさと他の方々を見つけて情報共有と致しましょう」
「兵士様、けが人はいらっしゃいませんか?軽いものでも処置しましょう」
「おや、おかしいですね、えぇどうしましょう」
(法螺貝の音で引き返した妖魔たちをみて少し眉を潜めながら呟き。刀をしまう)
「…これは、自我がなくなる前でラッキーと思うべきですかね」
( 息を整え、兵士は続ける )
「 続けて百魔第二陣! "骸" のみが
兵列を占める厄介な群れの接近を確認していますっ 」
「 〖:兵:〗、未だ姿を見せませんっ
…士気も上がってきています!
このまま迎撃を続けてください! 」
___私は持ち場に戻りますっ 御武運をっ
>>43
「い、なくなった…?─はへぇ…よかったぁ」
いままで強ばっていた体から力をぬき、その場にへたり込む、よかった、彼が怪我をしなくて
>>38
「お嬢、放置してごめんなさいね」
(先ほどと同じ要領でひょいっと屋根に登り彼女の元へ向かう。そのまままた彼女を抱え地面に降りる。怪我がないのをみてにっこりと笑顔を浮かべる)
「ご無事でなによりです、他にも人がいるようですが…合流しますか?」
>>44
「─第二陣…」
「…うん、直ぐに探査しよう、はやくほかの人たちと合流しなきゃ」
「「······ひとまずは、終わった、のかな?」」
(去る防人を眺めて一息。)
「あ、怪我してる」「そっちが突撃したからだよ」
(······一気に緊張が弛緩した模様。)
>>46
「─ありがとぉすーたぁん…っ!」
ようやく落ち着いて顔を見ることが出来た彼が駆け寄ってきてくれた瞬間、また涙が出そうになる、よかった、安心
「─うん、誰かいるなら、一緒がいいな」
____カタ,カタ,カタ…
〖…あ"き"ぇ"か"け"れ"ぇ"は"ろ"ぉ"こ"の"か"あ"〗
( …骨の鳴る音 …利くに堪えぬ骸の声…
____再び来るは百魔が"骸"。… )
>>49
「いえいえ、お嬢が無事でなによりです」
(そっと頭を撫でながらニコニコしながら告げる。誰かと一緒がいい…その言葉をきき、少し考え込んだ後頷く。)
「分かりました、他の人を探しましょうか…さっさと終わらせて酒を飲みたいですし、他人の力があって損なことはありません」
カタン、カタン、カタン、カタン、カタン
______ギヂ ギヂ ギヂ ギヂ ギヂ ギヂ
(…向かいの森、…隙間を埋め尽くす"骸"が群れ
___槍、甲冑、槍、弓、…小妖よりは、多少はましな
程度の武器武装 … だが___)
_____明らかな …数の多さ
「っ、!」
「!しおちゃ「きた」─」
「声、…百?そのくらいかな」
「視認は?」
「今は声だけ、もう少し──見えた、来てる」
「…忙しくなりそうだね」
「人の気配はするんですけどね、こういうの俺さっぱりなんですよ」
(ちゃんと家の稽古やってればよかったなぁなんて考えつつ声のする方へと歩いていき。二陣がくる気配を感じてため息をつき、いい笑顔を浮かべる)
「あとお嬢、多分もうちょいくるので頑張ってくださいね。最悪上の子を呼びますので」
「まだくる…!?」
第二陣だのもうちょいくるだの、今更ながらとんでもないところに巻き込まれているのだと再確認する
「…う〜…すーたん…怪我しないでね…」
そう彼の袖をつかみながらも告げる
_____…でっ … 伝令…っ!
「ええ、大丈夫ですよ。自分でいうのもあれですが、俺そこそこ強いので」
(袖をつかむ彼女をみて目を細めながら頭を撫でる。前方の遠くに見えた二人のおそらく男女の人影をみてほっと安堵のため息を漏らしながら笑顔で話を続ける)
「無論今日も酒は飲んでいますが、この程度なら問題ありません」
〖息を切らした兵士〗
「 たった… たった今… っ
〖:兵:〗が現れましたっ! 」
_____場所は……っ
_____ジャリッ … ジャリッ… …
(____骸の群れが向こう …木々の奥より)
何か "巨大な" ものが歩み… 来る__!
「"百魔第二陣真後ろっ!"」
「…またお酒飲んだの…」
アル中めーと、文句をながしながらも、自分もその人影を視認する
「あ、ようやくみつけました」
「!あぁ二人…あ、もしかしてあの人…」
「!らいくん結界!」
「はい了解っ!」
その伝令に瞬時に判断、少女がパンッと手を合わせる音が響く
「純正結晶・対粛清」
そう唱えればふわりと風がまう
「─生成途中ですので、邪魔はゆるしません」
彼女の邪魔となるものを、全てなぎ倒そう
「「────」」
(ばっ、と伝令で伝えられた方向を向く。······確かに感じる、圧倒的気配······
再び二人は臨戦態勢をとった)
「ちなみに今日の賭け事はそこそこの結果でした」
(笑顔で告げながらそっと刀を鞘から取り出す。彼女を守るため、攻撃よりも守りに徹する。もう一本の方にも手をかけながらそのまま辺りを警戒しながら進む)
「なので万が一今日暴走したらそのときはお嬢、お願いしますね」
____それは…
: 怨憎会苦 :
___きたる … きたるは ___妖魔乱陣…
____されど散り去る ___骸をのこし
___追って 推参 ___逃れは できぬぞ
_______:怨憎:…! ___怨霊権現 ……!
(___やっと …〖:兵:〗の接近に気付いた
骸の陣が蜘蛛の子 散らすがように逃げ出す)
_____脚を滑らせ …遅れた骸は
[ ガギャァッ ] 哀れ。
____無為に踏み砕かれ…
(__蒼白き霊魂を従えた 巨刃咥えし切れ傘の魔獣)
〖大一百魔 :兵: 【亡鎧羅】出陣!!! 〗
>>62
「……無茶しないでね、すーたん」
先にいた人影、味方であろう彼らの方も気にかけつつ、目の前の彼が怪我をしないことだけを願う
>>63
「─しおちゃん、彼らの方の守護をお願いします」
「っらいくっ!」
「本気で行きます、勝てるとは思いますが──先の有象無象とは違うようだ」
刀を構える、先程までの余裕をけし、真剣な眼差しで彼女を見る
「っ、わ、かった」
その瞳に、信頼以外などあるはずも無い
「 っ …ぁっ… ぁぁぁっ で、出たぁっ! 」
( 兵士は怯える
…否、この兵士だけではなかった )
小妖が
骸が
死骸が
___空気が
___森から姿を現す〖"兵"〗の威圧に折れていた
[ジャリッ]__[ジャリッ]___[ジャリッ]
( …巨大な獣は古戦場に拡がる死骸と
___向かいに 居る、… "粒揃い"を一瞥し
…月夜の降光に銀と輝く威容を曝し … 前進する )
「あれは──」「······強い、ね、多分。命月さんくらいあるかな······」
(互いに軽く会話しつつも、前線に向けて走ってゆく。······既に傷は軽快、先程の性能は発揮できる、とは思うが······)
>>64
「あはは、そうですねぇ、頑張ります」
「ええ、俺はお嬢がいるなら大丈夫です。お嬢もどうかご無事で」
(そう告げて彼女に先に合流するように促す。そっとふたつの剣を構えながら敵を見据える。その目にはじんわりじんわりと紅が滲む)
_____静止。
( 立ち向かう …挑む覚悟を見せる"粒揃い"を前…
…獣は視線を以て第1の言葉を返す ____
"受けて立たん" と )
[ッ____________________]
( 大きく 息を吸い込む___…! )
「っ、!あ、こちら大丈夫ですかっ」
頼と別れ、夢と睡蓮の方へ駆け寄る
「!?女の子じゃんー!もーやだゆめだけじゃないの!」
「えっ、わっ、わっ」
(巻き込まれている女の子が自分だけではなく、この子もこんな目にあっているのかと解釈し、初対面のはずなのに駆け寄る栞を抱き締める)
BGM. 〖 鬼刑部 〗
【 グオォ_________ッッ!!!! 】
〖 火蓋 、切られた! 〗
[シャィィンッ!]
( 挨拶代わりと言わんばかりに一撃を撃つは獣っ
__"泠魂"を纏わせた刃を以て… 飛ぶ斬撃を一閃!)
[ドゥッ!] 【………】
( 間髪を挟まず敵陣へと突撃する…っ! )
「っ…遠吠え…?なるほど獣ですか…、…しおちゃん…」
逃がした愛しい人が駆けた方を向いて呟きながらも、次に瞬きをした瞬間には、目線は忌むべき獣の方角へ
「…さっさと片付け、合流としましょう」
「っ!」
(二人を守るように刀を構える。ちぃっと舌打ちをしながら一人だとどうしても薄くなる防御を憂う)
「世間話でもしたいのですが、そうはいきませんね」
「!お任せ下さい、結界は既に─!」
そうつげ、指を再び組めば、3人の周辺に青い半透明な結界が展開される
「ある程度防ぐことができます、…頼くんが敵の中心…遠吠えの主の元へむかいましたので、とりあえず、持久戦となります…」
「当たりだなーでも、正直戦うのはめんどうだな!」
(屋根の上をひょいひょいと歩きながら兄ともはや義姉といっていい存在を見つけため息をつく。それよりあの先で戦ってる青年も気になる)
「どっちに加勢しようかなぁ、にぃは不安定なとこあるし、でもあいつつよそうだしな」
(別の方向から現れる双子。······少し遠くから敵の威容を見て、一言)
「「······どうしよう」」
(······付け入る隙がない)
[バァッ___キィィィン]
( 結界へと直撃する斬撃っ__ 砕けるような
音共に、… 結界の命中箇所が "凍り付く"っ )
[ドドッ___] 【グルル…】
( 獣の視線は眼前 …此方が迫る、以上に
向かってくる1人へと狙いを定める…! )
[ドン]____ [ジャァンッ!]
( 後ろ足を地に付けたまま ___前足を蹴って
体を浮かし …____捻り、そのまま巨刃を
上段より真っ直ぐに振り下ろす___っ! )
>>75
「おや、頼もしい限りです」
(張られた結界に目を見張り彼女の言葉を聞いた後頷きながら告げる)
「こちらに向かってきた場合最悪防御は捨てますのでお願いしますね。攻撃はまかせてください」
「っづ、!!」
刀を盾に、結界と獣との間に入り、完全なる破壊を防ぐ
「っらいくんっ!!」
「しおちゃん結界強化集中!!こちらはこれ以上そちらに集中できかねません!信頼しています!」
「っ…!」
刀を振るう、今すぐに、彼女から、愛しい彼女からこの獣を離すために
>>80
「あは、苦戦してるなぁ、青年」
(そう告げながら、落下しながら刀を獣にさす。流石に一発でうまくいくわけないよなぁなんて思いながら土煙の中から一人の少女が姿をあらわす。瞳だけ異様に紅く染まった彼女は刀を引き抜き次の攻撃にそなえる)
[シュッ] ___ギロッ
( すぐさま乱れた姿勢を立て直す …も
その間に己の前足に入れられる刀の一打。
__頑丈な体毛が受け流すも …注意は傾く)
[ドッ__!]
( 刀を持った一人へ向けて
横向きに前足で殴り飛ばさんと凪払うッ! )
「……あなたは…─!土御門の、…なるほど、先程の男性に見覚えがあるとは思いましたが…」
同じ界隈の人間だったか、と納得する
「苦戦、はい、苦戦ですね、ここからしりぞけなければ、
・・・・・・・・
本気が出せません」
___【………】
( 包囲。__この状況に少しの危機感を覚える獣は
次なる集中攻撃が来る前に __手早く地を蹴る )
___距離を離さんと動く
>>84
「!─ええ、距離を取られるなら好都合」
そう呟けば、一定の距離を置きつつ霆を待とう斬撃を繰り出す
「雛のことを知ってるのか、なら話ははやいな!」
(そういいながら相手をみてどうするべきか少し悩む。確かあとここには二人いたはず、そう思い辺りを見渡す。青年が終わったら雛もちょっと攻撃をするそれでいくべきか…そう考えながら辺りをけいかいする)
[ジャゥンッ!]【…?】
( いなす、も 刃という金属を通して伝わる
いかづちの痺れに多少 獣は困惑を覚える… )
___だが
( それ以上は気にも止めずに"雷の1人"へ
接近、___そのまま頭を下げ… )
[ギャワァンッ!]
____足元を巨大な刃で凪払うッ
>>87
[ドンッ] ___シュゥ…
( 勢いそのままに再び体を浮かせ…
___今度は思案する 者へ向けて刃を振り上げるっ)
[ ギャォォンッ! ]【ウゥッ】
( 一閃!___振り下ろす一撃っ )
「っ!う、わっ」
とんでもない薙ぎ払いに受身を受けつつもぎりぎりでかわす
「っ、さすがに一筋縄では──」
「じゃまや、そこどけや頼光」
頭上から、忌々しい声がする
>>88
「残念、雛はこっちだぞ〜」
(刃を受け止めるでもなく、そのまま地面に刀をさしそれを軸にして背後にまわりこむ。そのまま引き抜いた日本刀をもちながら獣の首を狙う。しかし能力を使用してる今の彼女の重力などを無視した一撃はふつうの一撃よりもかなり重い)
「術式とかはあいにく覚えてないんだ、だから、」
「なんやぁ獣か、でかい面さげおって、逝ね」
破壊、それは破壊の体現者
「くそがきはゆびくわえてみときやぁ、この酒呑童子様があとでぶち殺したるからな」
「─酒呑」
(現れたもう一人をみて少し目を見張ったあと、あぁともう一人の青年を思い出す。犬猿の仲というのは噂で聞いてる)
「青年、今はころしあいをするなよ、いいな。目の前たおしてからやれよ」
____[ズゥゥッ]
( __新手の気配へ即座に反応
…振り下ろした姿勢から復帰し
___刃に再び"泠魂"を籠め…っ)
〖 飛刃:鋭泠刀 〗[シャンッ!]
( 振り上げ 頭上へ凍てつく斬撃を放った! )
「ええ─ええ、わかって、わかっています」
そう告げる言葉とは裏腹に、目は見開き、目の前の怨敵から視線が外れることは無い
けれど、
『らいくん』
「──わかっています」
今はもう、己のこの身はすでに──
【………】
( ___首への浅傷、…包囲の厚み
… 如何に力を持てど獣は"回避"を選ぶ )
[ダンッ!]
( 一気に前足を蹴り付け
集団より距離を離す … )
「─ほう、…ほう、ほう」
襲いかかろうとする獣に─嗤う
「一介の獣か、儂に刃向かうと、おもろいことやなな」
腕を振るう、そうすれば、そこの景色は抉り取られるように破壊
「──ええよ、あいてしたるわ」
日本三大妖怪と呼ばれた鬼の首魁──酒呑童子、これより出陣
「逃げてばっかりじゃ……つまらないよなぁ?」
(なにも気にせずに攻撃するのもありだが、無駄に体力を消耗するわけにはいかない。それでも距離をとる獣に一跳びで先ほどと同じ距離にもどる。首じゃない、そしたら…足?尻尾?目?)
「遠い場所からじゃ弱点が見えないから許してくれよ!ま、言葉が通じるかは知らないけど!!」
「───すごいね、みんな」
言い方はあれだが、同じ人間とは思えない、いや、ひとり人間じゃなさそうなのがいるけれど、それでも
「はい、わたしたちは『そういうもの』ですから」
(──そのタイミングで結界に入ってくる二つの影。)
「「······まだ皆無事かな······?」」
(タイミングに苦慮しながらも、双月が到着した)
「!あぁ、残りの御二方ですね、よかった…お怪我はありませんか?」
敵性を持たない気配に振り返れば、そこにいる2人に安堵を漏らす
______
( …獣にとって この風向きは只管に怪しい
まず間違いなく人間ではない強さを誇る者が数匹
___今も付随して刀を振るう者が一匹 )
【………】
( 唸るも無く …見据え
ただ赤眼を滾らせる )
___まずは
[ビュゥッ!ジャァッ!]
( 足元を駆け回る一匹を凪払わんと
前足を以て狙い、振るい 下がり また振るう )
>>100
「「······まあ大丈夫。それより今の状況を教えてくれる?」」
(一旦結界に入ったものの、目はあの獣を見据えている。······より効率的に参戦するために、現在の状況が知りたいようだ)
「─土御門さん!!」
狙いを定めたであろう先の彼女に向かい叫ぶ
「なんや─わしを無視して先に人間をとは、ええ度胸やなクソ犬…」
こちらも思考が回る大狼に対して、猛威のごとき破壊を振るう
「足…か」
(その攻撃を受けて受け身を取りつつ、地面を蹴る。人間の脚力ではあり得ない大きさの穴があいたそこと、高く飛ぶ彼女はまた距離をつめる。登場の時と同様に落下する重力を利用しながら左足を確実に狙う)
>>103
「─はい、現在はらい─二刀流を持つ彼と一刀流の女性、そして鬼の首魁が、あの妖魔にむかいて戦っています、─一応、こちらにぶがあるようにもみえますが…」
戦っている彼の様子に、苦虫を噛み潰したような表情を浮かべる
[ドシャァッ!] 【……グルル】
( 味方ごと抉らんばかりの勢い
…避けつつも獣は唸り、… 狙う )
____"泠魂" 滴る刃を構え
[ビュァァンッ!]
( 横一閃に振るった斬撃を鬼へと向けて! )
>>105
[ズッ]___
( …攻撃を一つ行う間に、確実にこの一匹が
仕掛け 浅くとも傷を与えてくる …認識としては )
こいつが厄介だ
[ギャァォッ!] (手早く返しに前足を振るう!)
「─呵呵」
振るわれる一閃は鬼の首へ─だがきこえるは笑い声
「なめとんちゃうぞ、有象無象ごときが、この首を落とすんは、あの忌々しい頼光だけや」
そこでようやく、鬼は笑うことをやめた
「逝ね、塵芥」
破壊を、抉るような痛みを
[ピクッ]___
【……】
( …何か行う気配を見せる鬼へと向き直る
__その間、厄介な一匹は無視した … )
>>108
「…っ!いっ…」
(油断したこちらが悪いが、攻撃を避けられずそっと顔から流れる血を拭う…青年たちと合流して同時に?そんなことを考えながらそっと相手を観察する)
「あーもう!雛はめんどくさいのは好きじゃないんだぞ!」
>>106
「「············」」
(確かに······遠く見える戦闘の様子から見て······自分らが行かなくても決着がつきそうにも思える。······結局、しばらく様子見をすることにした)
「─土御門さん、下がっていてください」
氷を思わせるような声がその場に響く
「すみませんが、下がらないのなら、巻き込みます」
『この首を落とすんは、あの忌々しい頼光だけや』
・・
「─ええ、ええそうですとも、この頼光、やつの首なぞわたしはせぬ」
─牛王招雷・天網恢々
「おう、了解…!」
(その言葉をきき、一跳びでその場を離れる。先ほど受けた頬の傷口を抑えながら、凜がいたら発狂もんだなとおもいながらも二人の様子をみまもる)
[ジャリッ__]
【………】
( …本能は喧しい程に危険を報せる
NO、危険、駄目 ___…しかし )
____それがどうにも …無用と感じて止まぬ
( 地を踏み締め …睨み、構え
…寧ろ食らう勢いを以て… )
【 グオォォ!!!! 】
(____されど …未だに布は破らずして… )
〖泠魂螺旋突〗
[ ギュォッ …ルルルルルル…ッ! ]
( 滴る刃を前方へ突くように向け
…更に螺旋を描くように細かく刃先を回し
____後退、… 構えて衝撃に対する構えを以て )
"いざ ___"
____激突 …用意終了。
「─おう頼光、ようやく表側でてきおったか」
「やかましい、喋る羽虫が、その口後に斬り捨てようぞ」
「呵呵っ、──やれるもんならなってみぃや!!」
駆ける、大狼を挟みて両の側、渾身の一撃を収め奉らん
『紫電一閃─震天動地』
『破壊─八重桜』
もはや三つ巴─
壊れるのは、誰か
[ガチンッ]___咥え刃を食い縛り
前ッ ___ しなり…
____突… ッ 射___ッ!
[ドゥンッ__ シュドォォッ!]
( 突きを以てして突射__ …螺旋に拡がる
嵐が如き突きが一閃…っ 泠魂荒ぶる一撃を放つ! )
「っ!づぁ、!」
がり、がり、と己を削る音が鳴る
当たり前、この中で唯一、人間である自分が、1番壊れるに決まっていた
源頼光は英雄である、それ故に、そのからだをを持つ者は、ただの人間に過ぎず、度が過ぎた力は体を蝕む
けれど
『らいくん』
「──星辰より来たれり、轟雷一閃」
源ノ頼とて、英雄である
轟
[ドギャァッッ]___ 【……ゥゥ】
( …激突の一瞬、それが終わりし後に残るは
刃の欠けた獣 …痛みの累積する幾匹か )
____……
( …此処まで来て、ようやく本能の信号が
頭の中の多くを占め、… 獣の選択に… )
〖撤退〗
___…浮かび上がる選択肢に …獣は多少迷うも
[ダッ … ジャッ!ジャッ!]
( …本能の警告に従うことにした )
______百魔 〖:兵:〗 "亡鎧羅" 敗走!
…____っ 伝令っ
〖息を切らした兵士〗
「 …っ 〖:兵:〗の撤退を受け、百魔全体が
森へと後退し始めましたっ!追撃の者が追い討ちを掛け
接近していた全ての妖魔を都から遠ざけることにも
成功っ… … …わ、我々は… 生き残りましたっ__!! 」
伝令を聞き届けた瞬間、体から力が抜ける
「─はっ」
呼吸
今まで忘れていた呼吸をする、じくじくと、痛みが流れる
「っ…」
ああやはり
頼光様には叶わないなぁ「頼光には届かへんなぁ」
「─げほ」
「ええざまや、いまなら楽に殺せそうやな、『頼光』」
「─しゅてん」
「あー、逃げたのか…それならにぃのとこいくか」
(彼らのことを見守りながら頬の傷口を抑えてた彼女は逃げた獣にちぃっと舌打ちをうちながらそっと呟く。凜にばれないようにしなきゃなぁなんてのんびりおもいながらも能力を解除する)
「っ…」
力が入らない、あそこまで頼光様が表に出たのは久しぶりだったせいだろう、あぁ情けない
「頼光、情けない面からしとるんなら、わしがぶちころし──」
「─?」
紡がれていた声がとだえる、なんだ、あれ、そういえば、なんだか、あたたかいような
「─っ」
「─しおちゃん」
「…はぁ…萎えたわ、さっさとお嬢ちゃんに治してもらいや」
「「〜······っ」」
(二人同時に軽く伸び······結局〖:兵:〗戦は何も出来なかった······。
いや、そうではない。······むしろ総力戦にならなかっただけ良かった、と言えるだろうか?)
「帰ろう」「帰って寝よう」
「「まだわたしにはやることがある」」
(独り言······それぞれ言って、都の奥へと消えていく)
「雛。怪我したんですか?駄目じゃないですか、凜は俺との喧嘩以外で付いた傷見るだけで発狂しちゃうんですから」
「だったらにぃも加勢すればよかっただけの話だろ」
「おや、心外です。一応心配したのに。」
(そういいながらそこその傷をおった彼女に近づく影がひとつ。ため息をつきながら頭をわしゃわしゃなでる)
「とりあえず治療しましょうね」
「にぃ、酒臭いぞ、あんま雛に近寄るなよ」
「はい?」
「ん?」
>>127
「ひなたん〜!!もーだいじょーぶ!!!?」
ようやく終わったと思いつつ、2人の様子に安堵して駆け寄る
「あ、りんたん」
そして、名前を呼ぶ
「雛は平気だぞ〜!にぃより強いからな!」
「馬鹿にしてます?喧嘩なら買いますが」
(手を降りながら呑気に会話する二人に忍び寄るわなわなと震える一人の少女。少女は雛にかけより心配そうな面持ちで肩をさする)
「姉様、それはどこのどいつにやられたんだい?兄上じゃないよね、今度はわたしも連れてって」
「暴走するだろ、駄目だ」
「ぶっころす」
(などと物騒な会話をしながら怪我の手当てをする)
「おう…りんたんは相変わらずだなぁ、─あ!すーたんもけがしてない!?ない!?」
姉妹たちの様子に己も気にすべき点を思い出し、急いで睡蓮にかくにんするように手を伸ばす
〖守備隊長〗
何とかあなたがたのおかげで〖亡鎧羅〗の百魔を
追い払い、やっと息を付けると思った矢先に…
新たな "百魔" が現れ、この都へ向かっている、と
再び見張り処へ向かわせた兵士が報告しました。
事実、妖魔 "化々提灯" の群れが此方へと
侵攻していることを付近の部下が伝えて来ています
…今、我々に正面の防衛を勤める程の力は残っていません
今一度、あなた方に頼らせては頂けませんか?
・ 百魔来襲、弐
〖 風魔接近 〗
___百魔の段位 〖大〗
___寄せ手 陣数:一陣、二陣の後に "風魔" 来訪
開始 : 8:40
「……あー、…わし帰るわ、なんか飽きてもうた、閻魔に言うといたるからあとはおどれらでなんとかしぃや〜」
「舌噛み切ってしね」
「頭潰したるぞワレ」
怨敵同士の睨み合いがはじまるが、飽きたようにしてサッサと姿を消す鬼、それを確認して、大きくため息を落とす
「はああああ…」
「らいくん動いたら許さない」
「はい」
おっとこちらも怒らせていたのだった、顔を顰めてこちらを見る彼女に流石に逆らう気にはなれず、治療を任せる
「「────」」
(無言で道の真ん中に立ち、目を閉じる双子。彼女らが思いを馳せるのは、これからの戦いか、それともこの間の戦いか······)
____西の砦 (…百魔本隊、以外の群れを迎撃する砦)
( …この前の百魔来襲の最中に設立したあの簡易な砦は )
弩・20台 古式大砲・15門 防衛、大木柵
____かなり、強固な砦に変貌を遂げていた
( 今も緊張感に満ちた兵士達が砦の中で忙しなく
出来得る限りの用意を進める中で__ )
( 関門の前に建てられた物見矢倉に腰掛ける
…一騎、とは言い難い軽装の若き傭兵が遠方を睨む )
___…ひとつふたつを奪われた程度の睨みではない
─??─
「ふぅむこれは、いやはやなんとも笑いが耐えぬ光景でありますなぁ」
現れる妖魔とも、迎え撃とうとする人間たちとも違う場所から声を放つ
「えぇ、ええ、これより先は、狂乱の儀にて」
_____かの者は 〖一真〗 という若者。
数日前に雇われ …百魔を相手に戦うものは
少しの …疑問を胸に矢倉へ上がっていた
「 ………(百魔は)… 」
___こんなに早い周期で来るものではない
………その上…
_______
都… ____関門へ向けて先を争うがように…
______化けた提灯が群れの … "百魔"
( ……その様子を眺めれば 、やはり疑問を抱く )
「 ………"焦っている"…? 」
__________
[ カパカッカパコッカパカッカパコッ ]
______ …… 森を突抜…
百魔、襲来。
来襲 …薙ぎ倒せ
___轟く怒号 ! 一斉に猛進する妖魔 !
〖百魔一陣襲来!〗
[カポッ カポッ ] [カタカタッカタカタッ]
( 小気味良くすら感じる、鳴り響く木の音…
____しかし飛び出す単眼大口の大化け提灯!!! )
(物々しい空気が流れる街路を少年が二人、巨大な門へと一歩また一歩、止まることなく歩を進める、一人は大薙刀を振るい、一人は鉄籠手を打ち鳴らし、妖魔ひしめく戦場へ)
「さーて、今日も大暴れしてやるか!」
「ええ、そうですね、今日も暴れましょうか」
>>139 ___必然接敵
カ ポ カ ポ カ ポカ ッ
[ザザーッ!]
( 真っ正面に現れた者へと真っ先に先頭の二匹が
争って襲い掛かる…! 大口を開けての齧りつきっ! )
「…連戦ですねぇ、しおちゃん、もう大丈夫?」
「…本当は大丈夫じゃないけど…」
「良し、それなら行きます」
「………絶対言うと思った…」
むすっとしている幼なじみの頬をつつきながら微笑めば、諦めたようにためいきをはかれてしまう
「…きをつけてね、らいくん」
「はい、おまかせあれ」
そう告げ、駆ける
「提灯ですか…ふむ、燃やせますね」
雷撃
>>141
[ボゥッ!] ガキィガキガキガキガキガキッッ!!
____火付き のたれ苦しむ大火達磨!!!
( 暴れ回って火が移っては移っては…
辺り一面のたうつ火達磨の群れ!!! )
[ボォバッ!] ガキィガキガキギギッ!
( 突如 一匹が死にもの狂いで食らい掛かるッ )
>>140
「早速おでましか、滾らせてくれよ提灯共!!!」
叫ぶと同時、疾風の如く飛び出す片角の半鬼、鉄籠手の乱撃を提灯の大群へと放ち。
「提灯······?」「噛み付いてきそうだね」
(そう言って、目の前の化け提灯に向かっていく······武器は既に抜き身、戦闘体勢)
>>142
「……すこし困りますね、先の怪我のせいか鈍っています」
死にものぐるいの突撃を二振り目で防ぐ
「鬼切りと童子切を同時に振るなど、やはり鍛錬が足りません」
怪異を斬る、それに特化した絶対的なその二振り
童子切安綱
鬼切安綱
「………さて、いきます」
_______…始まった
遠方でぶつかり合う二つの存在
…片や雷光を放っては焼き払い …片や
____尚も怯えるように前進する提灯の群れ
「 ………やはり、変だ 」
_____来たぞぉッ!
___(本隊のみが、百魔ではない)
( 群れ、群れ、群れと別れ 総勢では変わらずとも
異様なまでの数により力を衰えさせぬが、妖魔の群。
___即ち …本隊ではなくともこの砦へ向かい来る
分隊、… それですら凄まじい量の寄せ手に他ならぬ )
____…怒号 ___相次ぐ発射音
>>143
[ボボガボボギィッ!] バギャギャッ!
____いとも容易く当たった提灯は粉砕されるッ
( も、…全てとは行かぬが妖魔 もとより群れ!)
カキカキコキカキッ!
(周囲の無傷が一斉に鬼へと舌を伸ばすっ!)
[ ゥョーーーーン ]
>>144
コカカッ!
[コキカキッ!]
( しめたとばかりに大口を開く正面の提灯! )
>>145
カキカキコキカキッ! ポキキッ!
[コキカキッ! コキカキッ! コキカキッ! コキカキッ!]
( 火が止めば伴って荒波のごとく押し寄せる
木の音破れる音ッ 学習などなくただただ
真っ正面から転がるだの跳ねるだのっ! )
コロカラコッ!
___食らい付くだのっ!
「──くどい」
両の刀を構える
「……綱様、よろしくお願い致します」
臨兵闘者皆陣列在前
「─絶刀─」
焔のごとく、舞う
「隼」
駆ける刃は何人も止めることは出来ない
>>147
「「やっぱり」」
(回避不能な距離まで引き付けた提灯に鉄槌の一撃。······その間刀は早速前線へと飛んでいる)
>>147
「慌てなくても敵は逃げたりしませんよ」
微笑みながら白いインバネスコートの少年はゆっくりと半鬼の元へ歩み寄る。
「それっ!」
刹那、薙刀の一閃、狙うは半鬼に伸びた提灯の舌。
「そんな攻撃当たるか!」
半鬼、跳躍。
提灯共の頭上に飛び上がり急降下蹴り。
「 ………… 」
( …当たるもの、当たらぬもの
___接近すれば …ただの弱小な妖魔にも
兵士達では遅れを取りかねない )
___必死になって砲を弩を、乱射する兵士たち
…それでも妖魔の勢い … まるで、止まず。
(考えている暇はない)
[ダンッ!] _____今は蹴散らし …
ドッ バッ ギャアッ!!
「 (生き残る出口を作るだけだっ!) 」
(___矢倉より飛び降り、真下の提灯踏み砕き! )
__一斉に向く視線
「 ……… 」 ___戦闘… 開始
>>148
[ボバキバキバキッ!]
( 振るって斬られて砕かれて。
…止めろ、など提灯には無理な話… )
___砕かれ薄紙が宙を舞う…!
[ コカパッ! ]
__偶然
( 駆ける隼の前方に、提灯が偶然口を開くッ )
「!」
蹴散らし前に進むなか、目の前に現れた提灯が口を開いた
(なにかするつもりか…?)
と、1度静止
>>149
[バゴッ!]___憐れ粉砕
___して
ポパキパキパキッ! [カラコロコッ]
( …出迎えとばかりに刀へ口を開けて
我先にと寄っていく命知らずが幾匹か! )
>>150
[プチンッ] ガィガィギギガガガガ!!!
(地獄でもないのに舌を斬られて悶絶!
…否!此処は弱小に於いて地獄である!)
[ バッギガゴガァッッッ!!! ]
___衝撃波によって散乱 …折れとぶ木片
>>153
[ ニョーーーーーン ]
( カメレオンの如く舌を伸ばすッ )
>>156
「!?」
ほんの少しめをはるが、すぐに冷静に対処
斬ッッッ
「いや驚きました、あーいうのもあるんですね」
>>154
(寄ってきた提灯へ確実に、刀の一撃一撃を命中させていく······切れるのか疑問だったが、そこは鉄槌を楽に振り回す馬鹿力
今や刀は、斬よりも、むしろ壊をもたらす。
······その間に提灯を葬った鉄槌の双月が刀の双月に追いつき、効率はさらに向上)
>>157
舌 切 提 灯 ♪
ボバキガラガラガキャボキゴキキッ!!!
( 真っ二つの舌振り回してのたうち回って
暴れ回って仲間とぶつかり樽のように転がる… )
パキバキッ! [ゴパパッ]
( なにすんだとばかりに
四方八本から今度は押し潰さんと
提灯どもが飛び上がってくる…! )
「つまんねぇ、もっと俺を滾らせろよ……」
一瞬で粉砕される妖魔に不満を漏らし、次の敵へ回し蹴り。
「でも、沢山居るじゃないですか〜」
にこやかな笑みを崩さぬまま、提灯妖魔に大薙刀を降り下ろし。
「まっ、そうなんだけどよ、やっぱつまんねぇわ」
強い奴は何処だと半鬼の少年は戦場を見回す。
>>158
ボキャボキボキキッ!
[パキパキパキパキパキパキ!!!]
____小気味良い音を立てながら…
( その様最早解体作業。…寄っては折られ叩ッ切られ
挙げ句吹っ飛ばされたと思えば粉砕。…紙くず木くずが
無数に転がり……! )
[ザザザッ!]
( …しまいにゃ双子の側から逃げ出す提灯数匹 )
>>159
「……無駄に数がおお」
─展開─来たれ、五芒星の煌めき─
「───!」
どこからともなく聞こえた言葉に驚けば、その瞬間、頼を避けるように無数の式神が周囲をまい、提灯達目掛けて飛んでゆく
>>160
____コキンッ コキンッ コキンッ コキンッ
(__…突如重く深く響く、…まるで年代物の気持ちが良い音…)
[コキコキ][ザザザッ!] コロカラコッ!
… 何故か 愉快な提灯どもはその音に左右へ逃げ出す
____コキンッ コキンッ コキンッ コキンッ コキンッ
…森に …赤い明るみがぼんやりと___
「─いやはや、今宵は騒がしいだけかと思いましたが、─ええ、久しい顔が見られました!」
「…星明様…」
そこに降り立つは先の式神を数体周りに浮かせ、胡散臭い笑みを浮かべた男
「これは…星明様もこちらにいらっしゃっていましたか」
「はい!とても楽しい宴かと思いましたので!」
>>162
[バキッ!][ザザザッ!]ザザーッ!
( 式神に叩きのめされ、壊れた数体を最後…
____逃げ出し始める提灯ども )
____コキンッ コキンッ コキンッ コキンッ
>>161
「────『粘弾射出』」
(しかし、逃がさない
提灯の足元に、的確に粘弾射出······まるでとり餅のようにして
······追いついた双月は、その背中に向けて刀を振り下ろす)
「おや、逃げてしまった、困りますねぇ、これからだと言うのに」
「……」
この人は相変わらず…考えていることが分からないな、と思いながら逃げ出してゆく妖をみやる
星明、かの安倍晴明と蘆屋道満、それぞれの力を一遍にやどす、稀代の陰陽師
「(…本当に、敵に回したくないお方だ…)」
>>166
[ぬちゃり] ___べたべたばたばた
( 引きちぎれない。…当然そのまま )
スパキィンッ
( …背中(?)に振り下ろされた拍子に
とっても気持ち良い音と共に両断。 )
____コキンッ コキンッ コキンッ コキンッ
( …提灯ども、… まだ遠くにいるそれらも
纏めて逃走を図り始める …そう、あの
とても小気味良い音が鳴り響いた途端に。 )
>>160
「――そこかッ!」
勁牙、彼方に強敵の気配を感じとり地面を踏みしめ疾走。
「あ、待って、一人で行くのは危険で……」
全てを言い終わる前に彼は止められないと悟り、左右に散った提灯達に一撃を浴びせ後を追い。
_____コキンッ コキンッ コキンッ コキンッ
森に …広がる灯りは更にはっきりと
____ぼう ぼう、勢い強く …怪しく
____コキンッ コキンッ コキンッ コキンッ
___コキンッ コキンッ コキンッ
>>168
「「······?」」
(ひとしきり暴れ回った双月二人の耳にも小気味いい音が届く。······他の提灯が逃げ出すのを見て、回想。
この間の戦いから考えるに、退却ということは······近いうちにもう一波、来るだろう。
それを察し、深追いせずその場に留まる。)
___コキンッ …ココココ…
( 森から姿を現し …立ち(?)止まる。 )
____…明るさを内側より爛々と照らす巨提灯
〖 火 吹 提 灯 〗
(…ジロ,ジロ, … 左右を眺め
…戦場に散る紙、木屑を見つけ)
____[シュボッ]
[ボボボボボボボッッゥ!!!]
____口を開けば "燃え盛る舌"。
( 振り回しては辺り一面へ火を散らし… )
[ ボオォーーーーーーーーーーーーッッ ]
____戦地を火の海へと変えた…ッ
>>172
「」←立ちくらみ
「おやおや」
「おやおやではありませんよ星明様」
「いえ、んふふ、このままでは当たり一体消し炭ですねぇ」
「なぜそんなにも楽しげなのですか星明様」
>>172
「「火······!?」」
(周囲には倒しすぎた提灯の残骸。あっという間に火は回り、やむなく一旦下がる)
>>172
「火か……」
火の海と化す戦場、半鬼と言えど火は脅威、その場に足を止め思案。
答えはすぐに出た。
「それなら、熱さを感じる前に駆け抜ければいい――」
勁牙再び疾走し、巨大提灯に鉄籠手を叩き付け――。
「…まずいですかね、どちらかというと僕の能力だと被害が拡大しそうです」
「雷撃に焔!いやはや素敵な花火になりそうですねぇ」
「星明様」
「…ふふ、これは失敬、では、何とか致しましょうね」
─展開─
「さて、どう処理されるのがご所望でしょうか」
そう告げれば、待とう式神たちがまた飛び出す、何故か紙でできているはずのそれは、炎の中に包まれても消し炭になることなく飛び回る
>>175
["ガ・ン"]
____凄まじく重々しく …凹みもせず音が鳴る
[ジロ]___…
( 眼前にまで迫って殴ってきた鬼を視認。__)
[ボボッ]____
[ベロンベロンベロンボボボバッ!]
( 炎の舌で舐め回さんと迫るッ! )
>>176
[ベロシュボッ!]
( もののついでとばかりに飛び回る紙へ
舌を振り回しては焼き付くさんと跳ねる! )
______
「──」
雨乞い、安倍晴明も実際に行ったとされる儀式
「さぁ、恵みを、祈りを」
そう唱えれば、飛び交っていた式神たちは、火を噴く提灯の真上で縁を何重にも描くように回る
指で五芒の星をあむ
「来たれり、来たれり」
さらに唱えれば、なんど、空を舞う式神から水が流れ落ちはじめる
>>177
「さっきのよりは強いな」
勁牙、ニヤリと笑う。この少年は攻撃が効かなかったことに恐れではなく喜びを感じていた。
「熱いんだよ、この舌」
燃え盛る妖魔の舌を掴み、引き千切ろうと力を込め。
>>173
(埒があかないと見え、まだ燃え盛っていた周辺の火を最低粘度の粘弾で消していく双月。······道を作り、
······提灯に向けて疾走)
>>179 >>180
[ギギュッ…] ガガ…
( …恐れ? 痛み? … 知らぬとばかりに燃える舌を
掴む鬼に流石の化け提灯も目を見開く…っ )
____更に間も悪く…
________雨
(___降り注ぐ雨が炎を消し …木くずや紙くず濡らし
…火の海を瞬く間に消してしまった)
のみならず。
[ジュゥオーーッッ!!!] ガガンガガンガガガガッッ!!!
( 燃え盛る舌にも落ちる雨が提灯を苦しませる!!!
___引っ込めようと踠けど離れない鬼の腕!!! )
「これじゃあ近寄れない……」
火の海を前に立ち尽くす、人間であるBENKEIは半鬼のようには動けない。
「師匠直伝――大旋風」
大薙刀を高く掲げ高速旋回、巻き起こる風で炎を消そうと試みる。
[ ブンブンブンッッ ] ガラガラガラッッ
( 雨に苦しみ、必死で舌や体を振り回すッ )
「お、効いていますねぇ」
「……なるほど、これならば」
そういうと、刀をしまい、右手の指をふたつ立て、目を閉じる
「招来、鳴神」
そう唱えた瞬間!提灯の頭上から巨大な落雷が迫る!
「感電、というには、いささか度は超えていますが、良しとしましょう」
>>182
「はぁー、今日はお互いついてねぇな、これで終わりにしてやるよッ!」
雨で戦いの熱が冷めたのか、勁牙は掴んでいた舌から手を放し、代わりに提灯妖魔を殴りつけ。
❗ ❗ ❗
( 遂に己を仕留めんばかりの一撃に肝冷やして
この世の終わりを叫ぶ勢いで暴れに暴れる提灯… )
___だが舌が抜けない …抜けない …抜けない…!
[ぶち。]
[ビシャァンッ!!!] ドン!ガラ!ゴンッ!
____舌、千切れて雷が空を切って落ちる…
( …提灯、目を回してふらりふらりと )
[ ゴロンゴロンゴロン ]
____単眼ぐるぐるに回す…
( …火の海なととうの昔に消え去り
焼け跡すら残らず、…火種の舌もなく
固い体も仕留めかけられた。___摘み )
「さすが源ノくん、言うことなしの一撃ですね」
「…いえ、ええ、まぁ、負担も多いわけですが」
ふらりと、前回の大狼との傷もあり、体が揺らぐが持ちこたえる
「…よろしい、あとは私がひきうけましょう、先にお戻りなさい」
「…申し訳ない」
「勁くん大丈夫? 怪我は?」
雨でぬかるみ始めた地面を蹴って駆け寄る戦友。
「ねぇよ、手が熱かったぐらいだ」
「良かった……まだ戦えるね」
「当たり前だ」
「「······間に合わなかった」」
(ふう、とため息。だが逆に······双月は全く消耗していない。次の戦いは前線に立とうと決意する)
[…………]
( ……提灯は流石に思案する…
___勝つ術はない、だが
逃れられないわけでもない )
________どうする…?
「………」
頼を見送り、また提灯へと目を向ける
「…ンフフ」