集団的自衛権の安保法成立から8年
――愛知「9.19集会」に250人――
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■敵基地攻撃能力と合わせ危険増大
2015年に国会で安保法制が成立してから
9月19日で8年になった。
当時の安倍総理大臣は、
日本は
敵基地攻撃能力を「そもそも……持っていないわけで……、
(酒井注:日本自身の)個別的自衛権においても
(酒井注:敵基地攻撃は)想定をしていない……ので、
ましてや集団的自衛権においては、
(酒井注:敵基地攻撃は)実際には想定はしていない」と
言っていた
(衆議院平和安全法制特別委員会2015年6月1日)。
しかし去年、
岸田政権は敵基地攻撃能力の保有を含む安保3文書を
閣議決定した。
安保法制は、
日本が攻撃されたわけでなくても
他国(実質的には米国)と共に
「集団的自衛権」を行使できる法制度だ。
この安保法制に加えて岸田政権は、
相手が日本に まだ攻めて来ていなくても
相手国の基地を直接攻撃できる能力を保有するとしている。
岸田政権は この敵基地攻撃能力を
「反撃能力」と言い換えている。
けれども岸田総理は今年4月6日の衆議院本会議で、
「反撃能力は、
……我が国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が
発生した場合など……に行使し得る」と言っている。
そうなれば、
日本を攻撃したわけでもない米国の敵国に
日本が先制攻撃することになりかねない。
安保法制は、
岸田政権による敵基地攻撃能力の保有と合わさることで
ますます危うさを増している。
「あいち総がかり行動」は19日の夜に およそ250人で
「戦争法強行採決を忘れない! 2023 9.19集会」を開いた。
初めに長峯信彦あいち総がかり行動共同代表が、
「8年前の9月19日を私たちは忘れない。
戦争法を決して発動させない。
岸田政権は5年で軍事費を17兆円 上げようとしている。
平和憲法を持つ国が、
世界3位の軍事大国に躍り出る。本当に おかしい」と
あいさつした。