☆☆探偵チームKZ・G事件ノート part1☆☆

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223:葵子:2016/01/11(月) 20:35


ばんわ( ´ ▽ ` )ノ 葵子です!
椿とゆもんめっちゃ話してるねwすごい!

*椿*

うん!よろしくね〜
塾の宿題かぁー、私8割サボってるよ(良い子はスルーすること)
小テストの対策しかやってない(
まあなんとかなるさ!頑張って笑


*夜月*

わかる、私も暇だった笑
ソロ充の宿命っすかね(殴
テストの都合で明日学校行ったらまた休める!!
パラダイスだ!笑


でわ小説更新。


初回・>>98 前回・>>143
+青い海原は知っている+


「や、なんか空気悪くしちゃったな」

先ほどのを気にしてない素振りでそう言って頭を掻く翼を、
彩は心配とともに見つめていた。

そんな彩の視線に気付いてか、翼はにこっと笑う。

「そんな顔すんなよ、せっかくのデートだし」

彩は硬直した。

「デート...なの?」

翼も硬直。

「え、ち、違うの??」

そして落ちる沈黙。
まだ周りにいた野次馬が生暖かい視線とともに去っていく。

寄せては返す波の音が妙に大きく聞こえた。

やがて翼は慌てて言った。

「そっか、kzは男女関係を超えてお互いを成長させてくグループだったな..」

耳まで赤くなって慌てる翼に、彩もどう反応すれば良いかわからなくなってしまった。

(付き合ってなくても、こういうのはデートなんだ...)

軽率に誘いに乗るべきではなかったのかもしれない。
お互い黙っていると、呑気な声が聞こえた。

「kzってなに?」

声の主は、先ほど翼の造った城を破壊した男の子だった。

(あれ、でもなんか雰囲気が違うような)

水着がかわった所為だろうか。
どこか落ち着いたイメージになっていた。

「kzっていうのは、私達は所属してる探偵チームよ。事件をいくつも解決してるの。」

男の子はにこっと笑った。
子供らしいあざとさのある笑顔だ。

「へぇー、ところでお姉さんスタイルいいね!」

「おい、お前何しに来たの?」

翼が不機嫌そうに男の子に声を掛けた。

「綺麗なお姉さんを困らせるヤツを倒しに来た、かな」

翼はイラッとしたようだ。
男の子が重ねて反論しようともう一度口を開いた所で、
後ろから別の男の子が駈けてきた。

近寄ってきた二つの顔を見比べ、彩は呆然とした。
それもそのはず、並んだ二つの顔はそっくりだったからだ。

______________________

ミステリーの禁断を侵す事にしました、はい((
でわまた( ´ ▽ ` )ノ


葵子:2016/01/15(金) 17:35 [返信]


砂原の出し方真剣に悩んでくれてありがと。
でも出すの難しいようだったら居なくても全然構わないんで!
出してストーリーが複雑になると書きづらいしね汗

椿がいうように、外国を舞台にすると価値観の差が
小説に浮き彫りになりそうだよね、、、、
私も日本を舞台にするので賛成かな〜


*椿*
春からの新入生の入試の都合で休みだよ〜
在校生は学校に来てはアカンという事です。

でわ小説更新。


初回・>>98 前回・
+青い海原は知っている+

近寄ってきた二つの顔を見比べ、彩は呆然とした。
それもそのはず、並んだ二つの顔はそっくりだったからだ。

二つの顔は笑う。

「俺ら双子です!」

赤と黒の水着の、後から来た方、そしてボールをぶつけた方が頭を下げた。

「さっきはごめん!」

水色と白の水着の口が達者な方は納得したように頷いた。

「ああ、城壊されたのはお兄さんだったんだね。」

翼は怒ってるかな。
と思いちらりと翼を盗み見るとなんだか悲しそうな表情をしていた。
何故だろう...。

そんな疑問を、真剣な声が吹っ飛ばした。

「そういえばkzって探偵チームなんだよね?」

声の主は、水色と白の水着の男の子だった。

「俺らの依頼、受けてくれない?」

先ほどの軽薄そうな、それでいて落ち着いた雰囲気は影も形も無い。
目には暗い影が落ち、表情を読み取る事は叶わないが、
軽い気持ちで受けてはならない依頼だと声の調子だけで伝わってくる。

「...もちろん、受けるよ。」

その真剣さに応えるように、静かに、それでいて鋭く翼が言った。

空気が変わったのを彩は肌で感じた。
ゆるく吹いた潮風さえも妙に冷たい。

そんな空気を破るように、赤と黒の水着のほうがにこやかに言った。

「じゃあ共犯だね。取り敢えず名前教えてよ。
俺は信乃(しの)。こいつは毛野(けの)ね。」

どうやら、赤と黒の水着の子は信乃、水色と白の毛野というらしい。

「私は彩、こっちが翼。
信乃と毛野なんて素敵ね。腕に痣でもあるのかな。」

彩の言葉に、毛野がピクっと反応した。

「違うけど、苗字が里見なんだ。面白いでしょ?」

信乃も自慢げに繰り返した。

「痣はないけど苗字は里見で、お父さんは大輔っていうんだぜ!」

翼はぽかんとして成り行きを見ている。
彩は説明した。

「江戸時代に滝沢馬琴が書いた、南総里見八犬伝っていう本が
信乃クンと毛野クンの名前の由来になってるの。長編だけど面白いよ。」

「南総里見八犬伝と滝沢馬琴は知ってるよ。
でも内容までは知らなかった。」

翼が感心したように頷く。
信乃が嬉しそうに言った。

「彩、よく知ってるよね。
学校では変な名前って馬鹿にされるから嬉しい!」

名前の由来を知っていた事が余程嬉しかったようだ、
さっきと比べ人懐こくなっている。

翼はそんな様子を微笑ましそうに見ていたが、
やがて毛野に疑問を投げ掛けた。

「それで、依頼って?」

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双子の名前決めるのにめちゃ苦労しました。
....なぜこうなった....

でわでわ!


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