初回>>14
前回>>33
真っ白な過去は知っている 未来side
「っん…………、うぅ…………。
あ、れ?ここ、どこ?」
目が覚めたら、知らないとこにいた。
よくわかんないけど、取り敢えず
散策でも………
と思ったら、なぜか動けず。
首をひねって見てみると、手足が
ふっといロープで縛られていて。
うん、これで予想はついたよ。
多分あいつだ。
…………ふざけないでよ!?
ってか、馬鹿なの?
小5のときと同じ方法使うとかさ。
僕らのこと、絶対なめてるでしょ。
うっわぁ〜、なんかむかつくわ。
と、突然貴和の声が聞こえてきた。
「あ、僕ここ!」
「あのさ、俺、そっちじゃなくて
ミラの後ろにいるんだけど。」
え?と思って後ろを振り向くと………
あ、ほんとだ!
そこには苦笑している貴和の姿が。
ごめん、まっっったく気付かなかった!!
「おーい!って、あれ?
俺ら、完全に空気になってないか?」
「うん、確かに。」
「未来くんってちょっとぬけてる?」
「へ?っどわぁっ!」
横からいきなりたくさんの声がして、
びっくりしちゃったよ。
そしてひっくり返った先にマットが
あった!…………なんて有難いことが
実際に起こるわけがなく。
思いっきり頭打ちました。うぅ、痛い。
「ここ、どこかわかる?」
無視ですか!?
僕が頭打ったことは無視ですか!
あはは、さびしいよぉ。
「ん? 倉庫。」
貴和の言葉に、僕もコクリ。
そうじゃないのかな?多分、3年前に
連れてこられたときと同じ、あの倉庫。
もちろん、みんなにはピンとこない
みたいだけど、めんどくさいからさ、
説明はいい、よね?
うん、いいよ、きっと。
「ねぇ、楽しくしているとこを邪魔
して悪いんだけど、なんでみんなは
縛られたまんまなの?」
呆れたような声が聞こえ見上げると、
ロープで遊びながら僕らを見下ろす彩が。
「え、彩は取れたの?」
驚いて訊ねると、にっこり頷く彩さん。
すっげぇぇぇ!
「固めに結んであったけど、固い
だけで、仕組みは結構簡単。」
そう僕らに説明しながら、僕らの
ロープを外してくれた。
けど…………
こんなに太くて固く結ばれていたロープ、
どうやって自分で外したんだろ…………?
すっごい気になる!!
∞やつきたいむ∞
クリスマスの読みきり小説、書こっかな?
読みたい人がいたら、教えてね。
(誰もいねーよ。by若武)
うっせぇ、黙れよ、ボケ。
(ほら、そんなこと、言わないの。
女子力高くするんでしょ? by小塚)
はっ、そうだった(゜ロ゜)
初回 前回>>50
真っ白な過去は知っている《彩side》
どさっ!
鈍い音と共に、背中に激痛が走った。
とっさに声は我慢した。
うん、したよ!?
なんか嫌な予感がしたから。
だけど、だけどさ。
穏やかな眠りを邪魔した奴はどこだ!?
僕の眠りを返せ!
いま、僕のキャラに驚いた人は挙手!
…………あはは、やっぱ驚くよね、普通。
でも、本当の僕はこっちだから!
これからもめちゃくちゃ変わるけど、
『これはアーヤじゃない!』なんて
言わないでね。悲しいから。
そして、これが本当の彩だから!
“立花” 彩ではないけど!
さて、こんなことをやってる内に、僕らを
投げ飛ばした奴を見逃してしまいました。
やべっ、しくったわ、マジで。
顔見とけば、なにかあったときに脅せた
かもしれないのに。
まぁ、そんなことしなくてもあいつらは
潰せるけど。
…………ん?なんか、どこかから誰かの
『犯人がわかってるの!?』
なんていう叫び声が聞こえたから教えて
あげる。
うん、わかってるよ。
何年か前にもやったからね、あいつ。
えっと、小5のときだから3年前かな?
よし、潰す。ぜってぇ潰す。
そして、僕から『睡眠』と『食』を
奪ったときの恐ろしさをその身体で覚えて
もらおう。
∞やつきたいむ∞
やっほー!
ネットで予約した青い真珠は知っているが
届かないかもしれないということを親から
聞いて、ちょっと…………ってゆーか、
かなり不機嫌な夜月です!
これ聞いたとき、本気で泣きそうになった。
実際に涙目なった(笑)
最後に…………
アーヤのキャラを、崩壊させすぎちゃって
ごめんなさい!
しかもこのキャラ気に入っちゃってるし!
ま、言いたかったのは、
これからもよろしくっ!!ってことっす。