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第2話
美里(私)side
若武たちが、不思議そうに私たちを見ている。
私は慌てた。
なんか言わないと!
「こんにちは。貴方たちは、探偵チームKZでしょ?」
びっくりするKZ。
そりゃそうよね、普通、見ず知らずの人たちが、自分たちの正体を知ってるなんて思わないもの。私は続けた。
「私たちは、貴方たち探偵チームKZのファンなんだ。ある掲示板でKZファンとして知り合って、今日は初のオフ会をしてたの。それで、大きな扉を見つけたと思ったら、扉が突然勝手に開いて吸い込まれて、ここに放りだされたんだけど、気付いたら元いた林じゃなくて、ここにいたってわけ。で、まずは自己紹介するね。私は美里、中2。好きな事は、恋バナと読書と絵を描く事かな。」
「私はリー、小6です。好きな事は、読書と料理です!」
「かのんは小5だよ!スケート、読書、絵を描く事が好き!後、音感持ってるよ♪」
「私は神崎 彩葉、美里と同じで中学2年生。勉強、ピアノ、運動、家事が得意です。後、私も音感持ってます♪」
「彩葉の妹の神崎 葵です。かのんと同じ小5です。えーっと、耳がいいです!」
「うちは中1の雪です。読書と猫が好きです!」
「私はみーこ、彩葉と美里と一緒で中2。趣味は、読書、ピアノで遊ぶ事かな。」
「私は秋神 理音、ニックネームはいろっち。本とスイーツとくすぐられるのが大好き!特に、翻訳辞典が好きだよ!」
「私はRARA、リーと同じ小6です!ダンス、歌、読書、物語作りが好きです。」
「私はひなです!よろしく!」
「うちはゆもん、雪と一緒の中1です!」
「美里、リー、かのん、彩葉、葵、雪、みーこ、いろっち、RARA、ひな、ゆもん、だね。」
1人1人を見て、翼が言った。
流石、抜群の記憶力!
「もう覚えたのか。」
上杉君が翼を見る。
「なんでそんなに記憶力があるのかな?1度、翼の頭の中を解剖してみたい。」
と小塚君。
「小塚、何気に恐いよ…。」
黒木君が言う。
「うんうん…。」
アーヤがうなずく。
彩葉が話を戻す。
「という訳で、私たちはここにワープしちゃったみたいなんだけど…、これからどうすればいいのかな?」
「とりあえず、俺ん家に泊まる?」
若武がキメ顔とともにサラリと言った。
「え⁉」
私たちとアーヤの叫びは、若武の家に泊まってもいいの⁉とか、いくら若武の家の人がいないからと言って、男子の家に泊まってもいいのか…⁉という意味。
もちろん、一部の女子による、アーヤはそういう事考えてないと思うけど…、普通は小学校高学年ぐらいから気になり出す、何かされないか…?という不安も混じっている。
そして、KZ男子の叫びは、若武が私たちに手を出さないか(一部の女子と同じ不安)、私たちを若武1人に任せておけるか、という心配だと思う。多分ね。
そして、私の読みは当たった!
RARA、葵、雪が言う。
「若武の家に泊まってもいいの⁉」
「やったー!」
葵は、若武が好きだから、すごく嬉しそう。
「じゃあ、若武いじりたい!」
その台詞に、若武が顔を強張らせ、皆が笑う。
雪、Sだね〜。
そして、KZ男子。上杉君、翼、小塚君、黒木君だ。
「若武1人に任せておけるか!何するか分かんねーし。」
「俺、若武の家に泊まる!」
「僕も!」
「危ないしね。俺も泊まる。」
やっぱり!
アーヤが首を傾げる。
「何が危ないの?」
「こんなに美少女が泊まるんだから、色々危険じゃない?」
答えたのはいろっち。そして、目も眩むような天使の微笑み♡
思わず皆がその微笑みにうっとり!なんと、翼まで!
翼まで虜にしちゃうその微笑みって、アルカイックスマイルどころじゃないよね…。
「皆、若武の家に泊まるんだったら、私も泊まっていい?」
よく分からないという表情を浮かべたアーヤが訊く。
「言い訳は任せて。」
いつも通り黒木君が言う。
「いいぜ!俺ん家は広いからな!」
「若武、さりげなく俺ん家広いアピールしなくていいから。」
みーこがツッコむ。
「あははっ!」
ゆもんが笑う。
「そうそう!」
ひなも笑ってる。
「あっ、そうだ。注意を1つ。」
と私。
「私たちとアーヤで誘惑がすごいと思うけど、男子の皆さん抑えてね☆」
私が言いたい事が分かったんだろう。かのんがウィンクする。
「それじゃ、これからよろしくお願いしまーす!」
「こちらこそよろしくお願いします!」
私たちとKZは握手した。
「さあ、Let's go!」
こんな経験2度とないんだから、思う存分楽しんじゃえ!
>>666・>>667・>668・>>669・>>700、さすが美里!
今までの全部読めてよかった!
ありがとう。
<お知らせ>
次のスレ(探偵チームKZ事件ノート10)から、名前&トリップを変えます!
トリップは、このレスのやつ。9の間は、前の『◆BI』のまま。
名前は、『千歌 海夏』と書いて、『せんが みなつ』と読むよ。(このレスは違うけど。)
よろしく。
昨日、KZの本、4冊買ってもらったよ。2冊は自分の図書カードで買ったよ。
なんと、うちの図書カードの残高、256円!もう次の本買えないよ。
昨日新しくうち部屋のうち用の本棚に入ったのは、次4冊!
@天使が知っている
Aバレンタインは知っている
Bハート虫は知っている
Cお姫様ドレスは知っている
以上!
うちにあるKZの本は、次の8冊以外。
・青いダイヤが知っている
・赤い仮面は知っている
・黄金の雨は知っている
・七夕姫は知っている
・消えた美少女は知っている
・妖怪パソコンは知っている
・アニメ完全ノベライズ本
・青い真珠は知っている(KZ'D)
テレビで放送されたのは全部見た。
全巻やってほしかったな〜。
特に、『シンデレラの城は知っている』のP,120~125の、アーヤが上杉くんの看病とかしてるところ。
テレビでやったらどうなるのかな?
でも、『スマイルゼミ』っていう タブレットでやる勉強をやっるんだけど。それの4月分が終わらないと、『ちはやふる〜下の句〜』の映画も見させてもらえないし、KZの本も読めないの。
友達から、『図書館革命』っていう文庫本も借りてて、それも読まないとだし。
長文でごめん。