【ひな祭りは知っている】
第4話 再会
私は教室に着くと、急いで小塚君に貰ったメモを開いた。
「アーヤへ
若武から探偵チームKZの集合がかかったよ。
日時は土曜日のお昼14:00、若武の家に集合だって。
土曜日は学校あるから、遅れても良いって。
一応事件ノートを持ってきて、とも言ってたよ。
土曜日、楽しみだね!
小塚より」
小塚君に貰ったメモにはそう書いてあった。
土曜日のお昼14:00に若武の家に集合!!
待ちに待ったKZの集合!!
私は心の底から喜んだ。
あの後の私は上機嫌で授業を受けた。
しかも大好きな教科である国語の授業だったから尚更。
授業を受け終わって家に帰ろうとロビーに向かった。
ロビーを出て少し歩いた所に翼がいた。
「アーヤ、待ってたよ」
私は翼に駆け寄った。
「どうしたの?私を待ってたって」
「待ってたのは俺だけじゃないよ」
そう言って翼が指した先にはKZの皆がいた。
私と翼は皆のところに行くと黒木君が口を開いた。
「アーヤ、最近不審者が多いから皆でアーヤを送ろうと思って待ってたんだ。
若武はロビーで待つって言ってたけど、そんな事したらアーヤがとても目立つからちょっと先で待ってたんだ」
そうなんだ……送ってもらうって悪いな……
若武がブスッとすねているみたいだった。
「ロビーでアーヤ待って家に送ったらカッコいいじゃねぇか。何が悪いんだよ」
若武……気持ちは嬉しいけど……
「バカ武。立花とKZの若武が一緒に帰ったら大騒ぎになるだろうが。
立花の立場も考えてやれよ。
女子が集まってきて帰るのも困難だろ」
上杉君がそう言ってそっぽを向いた。
ありがとう……皆……
「取り敢えず此処に居ても帰りが遅くなるから帰ろう」
小塚君がそう言って皆で歩きだした。
「若武、土曜日は何のために集まるんだ」
上杉君が若武にそう聞くと、
「ネタバレなんだが……」
若武の言葉は途中で切れた。
若武が角を曲がろうとしたら、一人の男性と衝突したから。
衝突した男性は急いでいたのか、何も言わずに走り去った。
「何なんだよ!俺にぶつかっておいて謝罪の一言もないとか!!」
若武は激怒した。
「落ち着け、単細胞」
上杉君がそう言うと若武がまた激怒しそうになると、黒木君が
「まあまあ落ち着いて、若武先生。
……今の人、怪しいんだが」
真剣な顔で言った。
「うん、俺もそう思う。あの人、多分パティシエだよ。最近できたルナ・ムーンの」
翼も真剣な表情で言う。
パティシエの人がなんで怪しいの?
やっと進みましたね。
切ります。
翼の嗅覚、これから凄くなるかもです←
(異常ぐらいだからいいよね←)
話はすごく面白いし、次回とかで翼がどう活躍するか楽しみ
一つ、気になったところがあって……言ってもいい?
私も出来てないから言いづらくて
あ、聞かなくてもいいからね!
相変わらずですなぁ.....。
気になるから言ってくれる?
>>948若武の怒りも気になるけど、ぶつかってた人もめっちゃ気になるって思うよ。
まさかのこれは、KZ出動なのか?
フレで言っとく〜
>>948
よっ…ようやくKZの男子共がアーヤの気持ちを理解してくれた…( ;∀;)オカアサンハウレシイヨ←
>>955
あ〜、私も気付いたら過去形になっちゃってるんだよね(笑)
過去形と現在進行形の書き方とそれに加えて読んでる側に語りかける書き方とかって、
色々なパダーンがあるから…
私が小説を書くとき一番気を使うのはこの部分だよw
>>958
りょ!(`・ω・)ゞ
>>961
え…、これまでに読んできた上彩の小説の中で一番好きいいいいい!!!
え、めっちゃいい!
凄い!上杉君視点書きにくいのに…
ちゃんとキャラ掴めてる!!
できれば続編が読みたい…(笑)
えっとね、私の書き方だけど、
台詞と思考との間を一行開けるとか…