[ラムネと恋が知っている]
____…それは小6の夏。
「ちょ…ま…っ…!うっ…上杉…!」
私は前を行く彼の背中に叫ぶ。
彼は立ち止まり、体は向きを変えないまま肩越しに顔だけこちらに振り返る。
「…何。」
そっけなく返す君。
そんな君がずっと好きだったよ。
「…っ…私!上杉が…好き…です…!出会ったときから…ずっ…と…!」
走って彼のことを追いかけたせいで息切れが激しく、肩を上下にハァ、ハァと揺らしながら気持ちをそのまま伝える私。彼はいきなりの言葉にしばらくの間口をあけ、目を見開いていた。
が、正気を取り戻したのか、口をゆっくり開き出す。
(どうか…どうかOKしてもらえますように…!)
うつむきながら目をギュッと瞑り、その言葉を心の中で繰り返す。
次に彼から聞いた言葉は…
「……悪ぃけど、俺、女とか恋愛とか興味ねぇから。そんなこと考えてる奴ってくだんなくね?」
私の初恋は見事に砕け散った___…
>>339の小説読んで面白いな〜、
主人公誰かな〜、アーヤではないよなぁ〜、じゃあ誰だ?(白目)
ってなったんだけど>>337見てあ、私だった(笑)ってなったww
サルっちへ〜
[ラムネと恋が知っている]
プロローグ 1.>>410