新しい小説〜♪
黄色いキャンディは知っている
1.突然の恋愛相談
*彩side*
ホームルームの、終わりを告げるチャイムがなる。
みんなが、いっせいに教室から、でていく。
私も、それにまざりでていく。
すると、後ろから声をかけられた。
「立花さん、ちょっといいかな?」
それは、同じクラスの中谷さんだった
ゆるく、結んだみつあみが、とても
かわいらしい。
私は、うん と答え
「何?」
と、聞いた。
すると、
「立花さんって…翼クンと、付き合ってるの?」
え?
私と、翼が、
つ、付き合ってる!?
そんなわけ、ないっ!!
「そんなわけないっ!!!」
私は、慌ててそういった。
すると、
「よかったぁ、私翼クンのことが好きなんだ。よかったら、協力してくれないかな?
立花さんって、翼クンとも、中いいしね。こんなこと、立花さんにしか
言えないの!お願い!」
ここまで、言われては逆に断りづらくて、私はOKを出してしまった。
「ありがとう!私の事は楽乃(りの)って、読んで!立花さんのこと彩ちゃんって、読んでいいかな?」
「うん!いいよ!」
なんか、うれしい!
あまり、友達がいなかったから、
こういう、話もしなかったからな…
私は、思いきって帰るのを誘ってみることにした。
「ねえ、なかっ……り、楽乃ちゃん!もし、よかったら一緒に帰らない?」
「うん、いいよ!」
楽乃ちゃんは、初めは、驚いたようだったけど、嬉しそうに微笑んだ。
>>302の続き
黄色いキャンディは知っている
2.二人の関係
*彩side*
私は、楽乃ちゃんと帰りながら、
あることを、考えていた。
楽乃ちゃんに、協力するっていったけど……
相手が翼じゃね……
若武なら、いけそうだったのにな…
「……やちゃん?」
「彩ちゃんっ!」
「えっ?な、なに?」
いきなり、楽乃ちゃんが大きな声で
私を呼んだ。
「とくに、なにもないけど…
彩ちゃんが、ぼーっとしてたから…」
あぁ、そうなんだ。
って!空気が重くない!?
少しでも軽くしなきゃ!
「あのっ、楽乃ちゃんってさ!」
楽乃ちゃんはこっちをゆっくり見た。
「うん?」
「なんで、翼を好きになったの?」
………ぱっと、直感で言った質問だけど、結構きになるな……
「あれ、言ってなかったかな?えっとね…あれは、3週間前のこと。」
そういって、楽乃ちゃんは、
ぽつぽつと、語り出した。
*楽乃side*
「はぁーっ…」
私の口から、重たいため息が出た。
私は、この一週間『雑用係』になってしまったのだ。
「あーもうっ!おっもたいなぁ…」
ぶつぶつ、文句を言いながら誰もいない廊下を一人で歩く。
「なんか、ここ不気味すぎる…」
私は、ついつい心の声がでてしまう癖がある。
すると、
「クスッ」
誰かの笑い声がした。
「だっ誰!?」
私は、持っていた資料をすぐそばにおくと、反射的に身構える。
「オレ。わかる?」
「わかるわけ、ないでしょっ!?」
私は、イラついてそういった。
「オレ、楽乃ちゃんと同じクラスだよ?翼だよ。」
えっ、翼クン!?
「あっ、そうなんだ。えっとごめんね…」
私は、素直に謝った。
すると、
「いーよ。その、資料重かったでしょ?今度から、オレ呼んでいいよ。」
「は?」
私はとてもまぬけな声が、出てしまった。
「クスッ」
また、笑われたっ
「資料とか、重たいのはオレが持っていくってこと。わかった?」
「…う、ん」
私はその瞬間恋をした。
*彩side*
「……へぇー」
「あっ!私、こっちなんだ。また明日ねっ!!」
そういうと、楽乃ちゃんは、はしっていった。
楽乃ちゃんと翼の間にあんなことがあったなんて、思わなかったな……
でも……協力って、どうすんの〜!?
なんか、私の小説長いなw