エラそうに言うくせに
自分には何にもない事に気付く
どれだけ
自分が欠けた存在か…って
感情すら欠落してる
どこまでいってもガキのままで
誰も救えなかった
無力なままで
最低の人間。
他人に全てを押し付けて
自分は逃げてしまうような
そんな人間。
望まれた訳じゃない
期待外れだと言われて
なら俺は何の為に存在してんだろう
何の為の俺なんだろう
あなたは自分を
誰も救えなかった
無力なままで
最低の人間というけれど、
私だってそうなんだ。
どんなに叫んだって
どんなに生きろと言ったって、誰も救えない無力な奴。
仕舞いには大切なものさえ失って、
誰を見て
何を求めたらいいのかもわからなくなった。
けれど、少なくとも私はあなたに救われた。
自分と少し同じで、
叫べば必ず答えてくれる。
あなたの存在自体が、とても私にとっては救いだよ。
綺麗事かもしれない。
偽りに聞こえるかもしれない。
だけど、
あなたが自分と同じ地に立っていると考えるだけで安心するんだ。
私はまだ闇の中だよ。
でも、結城さんがここに来てくれたことで少し前を向くことができた。
何のための俺なんだろうと、あなたは言うけど…
結城さんは結城さんで、
誰の為でもなく、何の為でもない
あなたは、あなたの為のあなた。
言葉が少しおかしいかもしれないけど、
それでも私は思うよ。