対人的撤退

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20:佐理伴◆C3GJ2/NjRk:2020/08/22(土) 18:17

>>19
こんばんは!人生相談板でレスをくださった方ですね。こちらにもいらしていただきありがとうございます。
えー…まあ、はい、そういうわけです。お恥ずかしい…。きっかけは本当に何でもない、くだらないことです。
昨年四月ごろのことなのですが、その時私はとある映画(犯罪などとは関係の薄い作品です)に夢中になっていました。その映画に登場する人物の一人が、いわゆるツーブリッジ眼鏡をかけていたのですが、私はそれを見てとっさに「○○(実在する某死刑囚)のかけていた眼鏡だ」と思ったのですね。
それまでは事件や死刑囚などにほとんど関心がなかったものですから、「何故○○の名前が出てきたのだろう。そもそも○○って何をした人だっけ?」と思い、その死刑囚のwikipediaを読みました。
wikipediaの記事には、その死刑囚の犯罪だけでなく、生い立ちや性格、他の死刑囚との人間関係…など、その○○に関する様々なことが克明に記されてありました。それを読んで私は、浅はかなことに「○○も生きていたのか」と衝撃を受けたのです。「優秀だったけど洗脳されて人を殺したので捕まって死刑になりました」としか知らなかった○○の生い立ちや犯行に至るまでの背景を知ったことで、気付けば「もっとこの事件のことを知りたい」「(その事件に限らず、)人をころす人の心理が知りたい」と思うようになりました。
きっかけと言えるきっかけはそれでしょうか…。ここまでの内容でご不快な思いをさせてしまったら、申し訳ありません。

もちろん、映画を観て「死刑囚と同じ眼鏡だな」などと思う人は滅多にいないでしょうし、そういう名前が出てきたのは、以前から私が自覚しないだけで十分に犯罪や死刑囚などへの関心を持っていたことの表れだと思います。ただ私の場合は、その眼鏡をかけた人物の出てくる映画を観たということが直接のきっかけでした。


佐理伴◆C3GJ2/NjRk:2020/08/24(月) 09:17 [返信]

おはようございます!書き込みありがとうございます。それと、返信が遅れてしまってすみません。まだこのスレを見てくださっているとよいのですが。
私が一番興味深いと感じた事件ですか、そうですねー…なかなか回答が難しいのですが、やはり一番はオウム真理教事件でしょうか。

まず、私が事件や犯罪者のことを調べるようになった理由は>>20の通りなのですが、私の興味の発端となったこの死刑囚のかかわった事件というのが、はっきり言ってしまうとオウム真理教事件なのです。
オウム真理教と彼らの起こした事件のどこに興味深さを感じるのか――これは書きだすと長くなりますから割愛させていただきますが、オウム真理教事件を調べていますと、一般には「優秀な学生だったけどもセンノウされてしまった」としか知られていない彼らの入信の動機や、荒唐無稽ともいえる教義を信じ込むまでの過程、彼らが実際にしでかしたこととは対照的な教団そのものの馬鹿馬鹿しくいい加減で行き当たりばったりの性質、(不謹慎な言い方ですが)幹部たちの「キャラ」だとか、今では報道されることのなくなったこういうところがありありと見えてくるようになります。言葉にするのは難しいのですが、私はオウムのそんなところにどうに興味をひかれてしまうようです。
私はいわゆる「オウムウォッチャー」「オウマー」という種類に当てはまる人間なのだと思います。まあ、ウォッチャーだのと言えるほど詳しいわけではありませんし、そもそも現在は存在していない宗教団体に対し「ウォッチ」などというのも、おかしなことですが。

ただ、一連の事件が起きた背景には、マインドコントロールの影響などが強いことから、個人的にはオウムの一連の事件と他の殺人事件とでは少し違うところがあるというか、まったく一緒くたにして語れるものではないと思っています。
そういう意味で、オウム真理教事件を除いた殺人事件のうち、私にはどれが特に興味深かったかというと、「開成高校生殺人事件」(1977)と「早稲田大学高等学院生祖母殺人事件」(1979)になります。
このふたつは事件としてはまったくの別件なのですが、どちらの事件にも(一方の事件には加害者として、もう一方には被害者として)高校生の少年が登場することが共通しています。名門校に通う彼らの強く、ゆがんだ「エリート意識」が非常に印象的な事件です。

ここまでの内容でゆめさんのご気分を害してしまうような箇所があれば申し訳ありません。
それと、一つあげるとするならば、とおっしゃっているのに、一度に三つもあげてしまってすみません。開成…と早稲田…の事件に関しては、どちらか一つに絞ろうかと思いましたが、早稲田の事件を語るとあっては開成の事件は外せないと思い、並べさせていただきました。


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