…んお、え、悠陽か、ビビった
( 扉が開く音にも気付かず、ゆるゆると瞑っていた目は突如降りかかる声に驚いて見開いた。それから怖いほどに無表情な彼の顔が視界に映ればびくんと体を跳ねさせて。それからかけられた言葉を振り返り、はは、と苦笑を漏らせば うるせーよ、なんて返して。それからのそのそと上半身を起こすと、丁度目の前に見えたのは煎餅の袋。確かに彼は煎餅だからそうなのだろうけど、朝からなんて余程好んでいることが伺える。成人済みのくせにどこか子供っぽい一面に笑みを浮かべれば、その袋を指さしつつソファに持たれて彼を見上げ、くつりと一言 )
それ、煎餅?朝っぱらから好きだな、
>>50 悠陽
…おー、はよ、早起きだな
( 扉の開く音にぱちっと目を開けた。それから響いた声で誰かなんとなく想像して、答えを見れば想像通りアプリコットの少女。当たった、なんて考えつつ視線だけ向けて自分にも言えるだろう言葉を投げかける。顔は笑ってるのに声はどこか沈んでることに気づけば、素直じゃねー奴、なんて印象を浮かべ。まあ相手がいるのに転んでるのもあれか、そう考えれば少し勢いをつけて起き上がり、一応と端の方に寄って )
>>52 リコット
____っ、あ、レイ
( ふう、と居心地のいい位置に付けば落ち着いたように息を吐いた。それから頭の後ろで手を組んで目を瞑ればもう完璧、寝はしないけれどリラックスにはちょうどいい体勢だ。ゆっくりした呼吸に変わった瞬間、ふとかかった影に違和感を覚えた途端降りかかる声にひゅ、と息が細まり。視界いっぱいに彼女の顔が映り、耳近くで声がしたのだ、驚かないはずがない。ばくばくと高まる心臓の音になんとか空気を吸い込めば、明らか驚いたと言わんばかりの声でぽつりと名前を呼び )
>>55 レイ
あ…?…パァルか、なんだそのあだ名
( 誰も本当に来ない、これは数時間後に誰かが来るパターンだろうか。そう考えたところでぱんと弾けるような声に釣られて扉の方へ視線を。そこで声の本人を見つければ、なんだとまたごろりん。一応あだ名にも突っ込みつつ今度は横向きになれば、突然の横腹の痛み。びくりと体を強ばらせて後ろを見ればにやにやと楽しげなあいつの顔。いつの間に、なんて言葉はさておき、図星を突かれちゃ思わず口早に言い返して )
っん、な、わけねーだろ! 一人でも寂しくねーよばーか、!
>>62 パァル