魔咲美「・・・・・」
(叩きつけられたことで意識が朦朧とする中、魔咲美は鬼の本拠地まで連れてこられると、体の芯から寒気が走るようなピリピリした空気を感じる・・・・・
怖気付いては敵側の思うツボだと思ってか表情は常に冷静を装い何も喋らずにいるものの、内心かなり怯えている・・・・・)
>>137
覆面の鬼
「しかし、我ら"四天王"を全員呼び出さなければ倒せないほどの奴なのか?たかが人間。人質を取るまでもないだろう?」
華扇
「クックック、我ら鬼に比肩し得る人間など存在してはならないからな。今ここで潰しておくに超したことは無い。」
勇儀の傍を通り抜け、屋敷に入ると、そこでは牛の頭蓋骨を被り、藁で作った衣に身を包んだ素性の知れない鬼と、桃色の長髪をした強い邪気を放った二体の鬼が酒盛りをしている。
その二体の鬼だけで群れを成した軍隊を即座に潰せるほどの強大な力を放っている。