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華扇
「あー?」
勇儀
「あっはっは!いいねいいね、気の強い奴は好きだよ。」
華扇は露骨に不機嫌そうにし、覆面の鬼は無言で酒を飲み、勇儀は魔咲美の発言を聞いて笑い、萃香は静かに魔咲美を見てはまるでその本心を読み取ろうとしているかのように沈黙する。
普通の人間や、気が強いだけの人間であれば、圧倒的強者である鬼の根拠地であるこの場に入った瞬間に恐怖のあまり一言も話せなくなるのだが、魔咲美は自分達にも臆すること無く発言するその姿に何かを見ている。
魔咲美「本当だからな!そこにいる奴なんて、片手で遠くの山まで吹っ飛ばされてるのを見たぞ!」
(所詮人間ごときが自分達に力で勝てるわけがないと思い込んでいる鬼達に、魔咲美は嘘ではなく本当であることを信じてもらう為、萃香の方を見れば片手で遠くの山まで殴り飛ばされていたということを本人の目の前でバラす)
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