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大人萃香
「砕け散れ……!!」
《ドゴオォォォォォォォォッ》
萃香が振り上げた拳を魔咲美の頭を打ち砕こうとしたその次の瞬間、山に響き渡るような凄まじい轟音と爆音が鳴り響き、それを聞いた萃香は振り上げた拳を止め、轟音が聞こえて来た方向へ振り返る。
勇儀
「何の音だ……!!?」
華扇
「……コイツか。」
自分達が起こしたものじゃない。
にも関わらず鬼の力に匹敵するような爆音と衝撃が轟いた事に四天王の面々も驚きを隠せずにいる……そうしている間にも爆音と衝撃は向かって来ている。
魔咲美「ぅ・・・・・ぐ・・・・・・」
(迫り来る衝撃音・・・・・意識が朦朧とする中、ガンガンと頭に響く・・・・・
だが、魔咲美にはわかった、このタイミングで鳴り響いたということは鬼達が原因ではないのだとするならば、考えられるのは一つ・・・・・
初代巫女が助けに来てくれたのだ、と・・・・・)
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